若きバンパイア 8/26





ラーテンの背中で十分寝た
まだ眠くない私はエブラと一緒に
テントの外に出た

とりあえず呼び方を聞いたら
エブラで良いらしいから
私はラナでいいよー
って言っておいた

「それでエブラどこ行くの?」

「うん朝ごはん食べに行こう
と思って、ラナ
お腹空いてるだろ?」

「うん凄く^^」

ホント寝てお腹空いたよ
少し歩いたらたき火が見えて来た

「よう、おはようさんエブラ」

「おはようハンズ」

「そちらの若いガールフレンドは
どこのどなたさん?」

「ガッガールフレンドって///
ラナ・シャンだよ」

「ラナ・シャンってあの?」

「そうまさにそのラナだよ」

ははっ有名だな私
まぁそりゃこんな若い
半バンパイアは居ないからね

「半バンパイアの少女は今までに
一度も聞いたこともねぇしな
バンパイア将軍のお調べはもう
受けたのかい」

そうかそういえばあれだ
女のバンパイアも珍しい訳だ
妊娠できなくなる+
悪い事が多いからあれだ
なる人が少ないんだよね

私が考えてる間に
ハンス・ハンズは
女の人に怒られていた

口を滑らせたからね
バンパイア将軍の事は
つっこまなくても
知ってるからいいよ(フフッ

そんな中ソーセージを差し出し
ながらトラスカが話し掛けて来た

(貴女、ソーセージは好き?
 それともベジタリアンかしら?)

「ありがと^^
ベジタリアンじゃないよ」

その瞬間エブラも
トラスカも驚いた顔をした

(貴女私の言葉が話せるのね)

おぉ私また話せてるのか
全く持って原理がわからんな

「無意識なんだけど
なんで話せるんだろ?」

「さぁ?」

まぁ私の固有能力って
事で受け取っておこうか

貰ったソーセージを食べた後
皆と談笑してたら
ミスタートールが来た



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