奇怪なサーカス 18/18





棺が空いた瞬間冷たい
空気が流れ込んで来た

「んーやっぱり空気はいいねぇ」

「ほれ、立ってみろよく見てやるから」

ラーテンはよく触って点検したけど
(いや胸は触られなかった
大丈夫らしかった

ラーテンが墓穴から出て
それで私を引き上げてくれた

「あー全身が痛い」

「薬の後遺症だ2・3日も
すれば元通りになるだろう
埋めなおすからそこで待っておけ」

「了解」

とりあえず墓石に座ろうとした時
誰かいやスティーブに手を引かれて
墓石の裏に引き込まれた

「…スティーブ?」

「ラナ…」

何故か思いっきり抱きしめられた
あれか捕縛死?だっけ圧迫死とか
言う奴にする気なのかΣ(・Д・●)

「…どうしたの(苦しい」

「…悪かった…お前が俺を助ける為に
バンパイアになって全てを捨てる覚悟…
してたのにあんな事いっちまって」

「うん…」

スティーブは大号泣していた
その瞬間杭をとりだして
自分の手に十字を刻んだ

「俺はあいつが憎いだから俺は
バンパイアハンターになって
あいつを殺してやる
それでお前を迎に行くからな」

杭をそこら辺に投げ捨てて
去って行った

「おぃラナどこだ」

「ここだよー」

ラーテンがゆっくりこっちに
向かって歩いて来た

「何でこんな所に」

「墓石に座ろうとしたら落ちた」

バカだこいつ的な目で見て来たけど
うん気にしない

「バカな事言ってないでそろそろ行くぞ」

私は一度立ち止まって街を見渡した

「うん」

「背負わなくていいか?」

「大丈夫だよ^^
後歩いて足ならさなきゃね」

「そうだな」

それにしても…

「お腹が減ったよ」

「我が輩もだそういえば
ラナは料理が出来るか?」

「フフフ、すぐ作ってあげるよ」

自然と笑いたくなった

「そうだな、楽しみにしておこう」

何気に微笑んだ
おっさん(←じゃなくて
ラーテンの笑みに萌えたとか
そんなんじゃないんだかね///(殴





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