少女時代 10/14





走って会場を出ると外には
ダレンが立っていた

「ダレンお待たせー」

「ふぅ…ラナ遅いから
迎えに行こうかと思ってたよ…」

頭をかきながらダレンが
そう言ったのを
私はじとりと見た

…絶対ダレンは嘘をついてる

見られてたのかな…?

声は聞こえる範囲で
話していたから
聞こえなかった筈だけど…

「うん、ごめんね
何とか見つかったから
さ、家帰ろっか」

ラーテンとの事を聞かれないなら
私はこのまま白を切り
通す事にしましょっと…

「うんそうだね」

ダレンは腑に落ちない顔を
してたけど、私は気にせず
ダレンの手を引いて家への
道を進んだ。



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