奇怪なサーカス 13/18





よく考えれば私はここで
選択しないといけないんだと
今更気付いた

ここでスティーブを助けなければ
未来で大勢の人が死ぬ事が
無いかもしれない

でもここでスティーブが死ねば
私以外の誰かがダレンと同じめに会う
それか私が無理やり担ぎ上げられる
それ以上に危ない
未来が待っているかもしれない

私は勝手に責任をおしつけられた訳だ

さて私はそれでも知った道を選ぼう
これは私の決定ではなくて
ダレンの決定に従う事にした
私には選べないから

「分かった」

ラーテンは何かえっちょっとの反論
あってもよくね的な感じの顔をして来た

「…まぁいいだろう色々教えてやる」

全部知ってるから説明
聞かなくても大丈夫だな
てかめんどくさいっす

「とりあえず敬語なしでいいかなぁ?」

「あぁ構わんが」

「うんありがと^^」

敬語めんどくさいから
嬉しくて超笑顔で返した

「…(こやつは天然のようだ…)」

「そういえば私の事は
ラナって読んでね?」

「そうか、ラナ、
我が輩の事はラーテンで構わん」

「了解」

「それで手下になったら何をするかだが…

※メンドクサイから聞いてないよ

「ってラナ聞いているのか」

あーそういやラーテンっておセブたん
じゃなかったスネイプ先生と
雰囲気似てるよね

「うん聞いてる」

うんしゃべり方もそうだね
現世ではおっさん同盟組んでたなぁ
○○ちゃん元気かなぁ

「ラナ、我が輩が言った事
もう一度言ってみろ」

やべっ

「えっと身の回りの世話を
すりゃいいんでしょ?
後あれだバンパイアは長生き
出来るとかだったよね?」

「大体はあってるが…
まぁいいだろう手を出せ」

あれか例の血の混入か
とりあえず手をラーテンに向かって出した

とりあえず味見なのか血を吸い出した
って何かエロイなこれ

「美味い…これ程まで良い血に巡り
あったのは初めてだ悪いがもう1口」

「痛いんだから…あと一口だけね?(ハァ」

ラーテンは一口舐めた後惜しみつつも
自分の指先を私の指先にあてた

手が痺れた瞬間血が
流れ込むのが分かった
そして全身も駆け巡った後
心臓に辿り着いた瞬間
極限な痛みが走った

ラーテンの身体に血が戻った瞬間
やっと痛みがおさまった

気持ち悪い…
そういえば私低血圧だから
ダレンよかやばいじゃん
倒れそうって言うか倒れかけたら
ラーテンが支えてくれた

ついでに私の手をとって舐めた
うんうまいとか言ってたのは気のせいか?
うんまぁいいけどねぇ





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