運命の帝王 4/16





もっ…申し訳ございません
親方さまぁああああああ(←

私は観てはいけない物を
見てしまったようです
まっ…まさかガネン・ハーストが
裏路地でにゃんこの肉球を
触ったりしてる
姿を見る事になるなんて

こんなんだったらのんびり
カーダと散歩しながら
サーカスに戻るんじゃなかった

しかもガネン…
にゃんこの肉球を触るなんて
なんて破廉恥な(←

「…一様ガネンとは敵だけど…
この事は私達誰にも言わないからね」

ガネン的にはにゃんこ達
マジ天使って感じなのかな(←

後ろに居るカーダが
必死に笑わないように
努力してたけどそれを見たガネンは
その場で頭を抱えていた

「まさか、お前達に見られるとは…」

ガネン…いいんだ君はにゃんこ好きで
きっと所謂一つの萌え要素になる筈!!

って考えてるうちに
後ろから飛んできた矢をすかさず
白刃取りみたいな形で受け止めた

「それであっちの人達は
ガネンの味方かな?」

「あぁ…俺は不本意だがな…」

やっぱり生粋のバンパニーズとしては
飛び道具を使うバンペットなんて
本来味方として
認めたくもないんだろう

「ガネンは本当にそれでいいの?」

「…大王…大王の命であれば仕方が無い」

まぁ確かに仕方無いかもね…
スティーブ頑固だし
逆に反抗してガネンに
死んでほしくない気がするし

「…私は今日は退く、次逢う時は
お前達を滅ぼす時だろう」

何だか随分カッコいい
悪役の代名詞を吐いてから
ガネンはにゃんこを
なんとも哀愁の漂う様子で
渋々置いて暗闇に消えて行った

「大王ハンターは大王以外殺して
行けないのは知っているね」

後ろを振り向いて笑うと
バンペット達は渋々散って行った






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