精霊の湖 10/13
ｶｰﾀﾞとﾊｰｷｬｯﾄが部屋に
入った所で細長い紐を手に手繰り寄せた
「ｶｰﾀﾞ、ﾊｰｷｬｯﾄ多分電気がつくから
下向いてて」
暗闇の後に光を見るなんて
本当目がぁあああって事に
なっちゃうからね(笑
ｶｰﾀﾞとﾊｰｷｬｯﾄが下を
見た所で電気をつけた
数分後目が慣れて来て
私達の目に映ったのは
広いｷｯﾁﾝだった
「なっなんだここは…」
驚いてるﾊｰｷｬｯﾄを見て
まぁそうなるよねー
とかぼんやり思いながら
蜘蛛を一匹だけ呼び寄せて
扉を閉めた
((あーやっぱり愛しの私の蜘蛛は
何年経っても可愛すぎる…))
蜘蛛を少し撫でると
蜘蛛が喋り出した
((もしや貴女はﾗﾅさんですか？))
((うんそうだけど))
((先代から聞いています
とっても素敵な人だったって!!))
((ありがとうﾏﾀﾞﾑも
世界一素敵な蜘蛛だったよ))
それを聞いて蜘蛛は嬉しそうに
手の上を駆け回った
その後少し話してから
扉の外に帰してあげて
私は扉を閉めた
「ﾗﾅこれを見てくれ
ﾀｲﾆｰからの手紙のようだ」
ｶｰﾀﾞから手紙を受け取って
適当に読み始める
長いから訳せば
乙、休めくつろげ、食べろ
冷蔵庫の裏に秘密のﾄﾝﾈﾙがある
その先に谷があるから
そこが精霊の湖がある場所
がんばれよ(^ω^)
ってとこだろう
まぁ明日に備えて
一通り缶詰を食べたり
冷蔵庫にあったｼﾞｭｰｽとか
お酒を飲んだり
持ってきた血の瓶から血を飲んで
その日は思う存分ゆっくり寝た
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