精霊の湖 9/13





私達が案内されたのは
一つの扉の前だった

「あこれ装飾の形だ…」

よくあるダンジョンの鍵みたいに
この腕輪がなってくれているらしい

本当に過去のマダムとシーバーを
抱きしめたくなった
まぁマダム抱きしめたら
潰れちゃうけど(←

素直に腕輪を扉にはめたら
ガチャって言う盛大な音と共に
扉が開いた音がした

扉をこっちに引くと
真っ暗で先が見えなかった

((さあ私の愛しの蜘蛛達
道をあけてちょうだいな))

その瞬間ザワザワって音と共に
道が開けた

クラシュカ達が後ろでざわついていたけど

気にしないでカーダとハーキャットを
扉の中に招き入れてから

扉を閉めた

「なっラナ扉を
閉めてこれからどうするんだ」

「心配ないよ風が来てるでしょ?
抜け道があるばずだから」

扉の向こう側では
クラシュカ達が扉を叩き回していた
あーオートロックって奴だったんだね
私としては逆にそれで
嬉しい訳だけど

「さ、カーダ、ハーキャット
私の後ろにくっついて来てね」

はたから見たら私達は
電車ごっこしてるように
見えるんだろうに(笑

蜘蛛達に私達には貴方達を
はっきり見えない旨を伝えたら
真っ暗だけど蜘蛛達が私達の
行くべき道を開いてくれて助かった

30分位歩いた所で
木製のドアに辿りついた

金属の取っ手を回したら
そこは原作通りタイル張りの部屋だった



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