奇怪なサーカス 8/18





日曜日が過ぎ月曜日になった
勿論普通に学校に行こうとして
スティーブの家に迎えに行ったけど
どうもまだ家から出る気には
なれないらしい
スティーブのお母さんが

「ごめんなさいね、今日は
学校行かないって言うの
だからラナちゃんに
学校悪いけど一人で行ってって
伝えてくれって言われたの」

スティーブのお母さんとしては
伝言を頼まれただけでも
嬉しいみたいだった

だってねぇ一人息子だもんねぇ

「分かりました、
学校で何か貰ったら
届けに来ますね^^」

適当に笑顔で答えておいた

本来ならスティーブの首根っこを
捕まえて学校に連行したい
所だけど連れてくと
スティーブが逆に私に切れると
思ったからこれは心にしまって置いた

そしてその日はやっぱりスティーブは
学校に来なかった

原作では歯医者やら寝坊で
何だかんだ言って学校に来る
所だったけどまぁ特に気にする
事ない話だと普通にスルー

けどその日から私をバンパイアに
するためのシナリオが始まっていたなんて
私は知る由もなかった

次の日は
なんか色々な会議を学校で
やる事になっていて休校で

折角だから スティーブに
会いに行こうとクッキー持参で
スティーブの家に行った

スティーブに会ったら
何故かスティーブの機嫌が直っていて
普通に降りてきて私を急かしながら
スティーブの部屋に入れられた

「どうしたの?スティーブ、テンション高いし」

「あぁ、お前に見せてぇもんがあってよぉ」

なんだろうと思って
とりあえず床に座ったら
それで満足したスティーブが
タンスの引き出しから

【 マダム 】を取り出した



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