精霊の湖 7/13
洞窟を出た所の湧水でしっかり
身体を綺麗に洗っていた時近くの茂みが動いた
因みにカーダ達は一様気を使って
近くの広間で休憩している
「…姉上かな?」
「あぁそうだよラナ久しぶりだね」
難なく卵を取れた私としては
正直エバンナがここで出てくるとは思わなかった
「運命はラナに味方をしてばかりだね
あんたに父上は嫉妬してばかりだよ」
「運命は残酷だもんね」
父ちゃんの遣りたい放題は勘弁だからね
「しかし運命を変え過ぎる事は
私は賛成ではないね
いずれつけが廻ってくるよ」
そんなの分かってるよエバンナでもね
「「私は犠牲になっても構わない」だね」
流石姉上分かってらっしゃる(←
「ラナはみすみす死ぬ気なのかい
それで本当にいいのかい」
みすみす死ぬ気って…
「エバンナ、そこで死ぬんだったら
その死が私の運命だったんだよ」
そもそも私が死者生存を叶えられているのも
多分運命が微笑んでくれたからだと思うしね(←
って良く考えたらあれじゃん
運命って奴が私の事嫌いだったら
もっと早く何かしらして私は殺されてたよね
殺されやすいポイントなんて
沢山腐るほどあった訳だし
「…あんたがそれでいいなら
私はもう何も言わないよ
そうだね…最後に可愛い妹を
ここからグロテスク神殿の近くまで
案内してやろうじゃないか」
湖でおぼれなくて済むのかー
ってのがそれを聞いた私の一番の感想だった
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