黄昏のハンター 16/17





「今日は月が奇麗だから
折角だから散歩でもしようか」

カーダのその一言で
私とカーダとダレンとサイラッシュで
散歩に出かけた

「ダレンそろそろ歩かない?」

「歩かない」

夕方まで頑張って待ってた
ダレンは物凄い寂しかったのか
離れるつもりは無いらしい

「ぇせめてパパと代わらない?」

ママ正直言って手痺れてきた

「ママがいいの!!」

隣のカーダを見たら
地味にショックを受けていた

そんな雰囲気の中
ふと別の人の気配を感じた
うん、多分あれかバンパニーズ達だ…

とりあえずダレンを持ってきた
紐で背中に背負って

カーダとサイラッシュに合図をしてから
ナイフを少し遠くの草むらに向かって投げた

強く投げたから一人に当たって
多分死んだのかな…悲鳴と共に
他のバンパニーズ達が私達を襲ってきた

「こうゆうのよくないと思うよ」

私は剣を持ってなかったから
相手から奪って敵を倒していく

「ダレン目つぶっててね」

「うん」

ダレンには悪いけどこっちも
みすみす殺される気は無い
ちなみにカーダとサイラッシュは
剣を持ってきてたから
他のバンパニーズと剣を交えていた

私が弱いと思っているのか
私を襲ってくる奴らはバンペットが
多くて少々助かった

「あと二人かな」

奇襲が失敗したバンパニーズには
もう二人しか残って無かった

「ガネン・ハーストと…
スティーブ・レナードだね」

ガネンにかばわれている
フードを被った
スティーブがみじろいて
その近くに居たエバンナは
複雑そうな顔でこっちを見ていた



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