黄昏のハンター 13/17





数日後私たちはシルク・ドフリークにたどり着いた

「ハーバニアス久しぶりだね」

「あぁそうだな友よ」

来るのを待ち構えていた
トールがカーダと握手したのを
横目でみつつ

私はトラスカに抱きついた

「トラスカ、ただいまぁあああ!!」

「おかえりなさいラナ」

抱きしめ返してくれて
胸の圧迫間を感じたけど
気にしないで喋った

「ぁトラスカ、英語
喋れるようになったんだね!!」

「えぇエブラが辛抱強く
教えてくれたの」

トラスカが指した先を見たら
エブラがあの時の彼女と子供を連れて
こっちに歩いて来ていた

「エブラ只今、ちゃんと
あの彼女と上手くいって
安心したよ、おめでと^^」

「ありがと^^
ラナこそおめでとう
でもさ」

(ラナの旦那こえぇよ)

こそっとエブラが耳打ちした
言葉が気になって少し振り向いたら
物凄くエブラをカーダが睨んでいた

(普段は優しいんだよ?)

(それ多分ラナにだけだと思う)

こそこそしてるのが気に入らなかったのか
カーダが笑顔で近づいて来て
エブラに握手を求めたのを見つつ
サイラッシュにへばりついてるダレンを呼んで
エブラの奥さんに話しかけた

「お久しぶりです覚えてます?
ラナ・スモルトです^^」

「マーラ・フォンって言います
勿論覚えてますよ!!
だってラナさんは私達の
キューピットですから」

キューピット?!

「えぇそんな大した事
した覚え無いよー」

「そんな事ないですよ!!
エブラがラナさんに
背中を押してもらわなかったら
話しかける事も中々出来なかった
って言ってましたもん!!」

確かに63ページ位で恋愛相談とか
受けていたような気がする(←

うん懐いな…

てか確か攻めて行けば
いつか落ちるとか
ギャルゲ・乙ゲの極意を
教えただけな気がする

やっぱり攻めは極意なのか…
実証してくれて嬉しいぞ友よ

マーラとは気があって
話しこんでる内に
ダレンの存在を忘れてて

そういえばと思ってダレン
を見たら既にエブラ達の
子供たちと仲良く遊んでいた

「ぁマーラあの子が
私の子のダレン4歳だよ」

「ラナあのてとてと
歩いてるのが
長女で2歳のリリアで
リリアを気遣ってるのが
次男で3歳のアーチャ、
ダレン君と一番
仲良く遊んでるのが
長男で5歳のシャンカスよ」

シャンカスとダレンは既に
物凄く仲良くなったみたいで
自分の宝物を見せ合っていた

「シャンカスは貴方のファミリーネームに
あやかって着けさせてもらったのよ?」

嬉しそうに言いながら笑う
マーラに個人的に萌えを感じた

だって可愛いんだもん!!

そういえば
エブラとカーダと言えば
何かこそこそやってて
エブラが助けを求めてたけど

カーダが男同士の話があるから
とか言ってどっかに
連行されていった処を
見たきり明け方まで帰って来なかった



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