黄昏のハンター 10/17





そんなこんなで出立する
事になった今日この頃

旅のメンバーと言えば
私、カーダ、ダレン、そしてサイラッシュに
原作通りハーキャット付きだ
ハーキャット曰く、ついて行かないと
前世の自分に怒られる気がするらしい

その前世が旅のメンバーなんだけど…

まぁそれは精霊の湖まで置いておこう

話には熟成ってもんも必要だしね☆

門の前は見送りの
バンパイア達が集まってて
マウンテンに居る元帥の方々も
見送りに来てくれた

「頼むぞカーダ、サイラッシュ大王を
探し出して必ず始末してくれ
ラナもダレンも
無理をせず気をつけなさい」

パリス元帥め…
絶対私とダレンが
抜けると思ってやがんな…

このMy nameの主人公は私なんだぞ!!(←

何か気分がムカムカしてきた時
バンパイアの人だかりを掻き分けて
シーバーが息を切らせて走ってきた

「ラナ、」

シーバー…流石師匠の師匠だ
ちゃんと私に
話しかけに来てくれる><

だって絶対この中にほとんど
私の旅立ちを心配してくれてる
人なんてほとんどいないじゃん!!

「シーバー!!」

「よかった間に合って
ほれこれはマダムから預かった物じゃ」

シーバーが渡してくれたのは
マダム色の宝石がついた銀の腕輪だった

「腕輪?」

「あぁマダムからは宝石だけだが
私の部下に腕輪にして貰った
私たちの贈り物を
受け取ってくれるかね?ラナ」

「はぃ勿論です!!」

ありがたく手にはめた

「マダムに見送りはいいのか
聞いたんじゃがな…
ラナは分かってくれると
言っておった」

「はぃ別れは済ませましたから」

「そうかそれならいい
ラナ、君の選ぶ道に
幸多からん事を」

嬉しくてついつい
シーバーに抱きついた

「ほら太陽がでちゃうから」
とか言ってそんな私を
カーダが引き離したのは
その後すぐの話



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