黄昏のハンター 9/17





その後原作通り
将軍達が文句を言い
私にも「女」って事で
いちゃもんをつけてきたけど

タイニーの一喝で
結局その場は収まった
まだ広間がざわつく中

タイニーはハーキャットに何か
喋ってから広間を出て行った

「カーダ、ダレンの厚着はいいのかな?」

「ぁっ…ぁあ…いいんじゃないか?」

流石に私の記憶を知っていた
カーダでもまさか自分が選ばれる
とは思ってなかったみたいで
動揺を隠せない

「さ、カーダとっとと準備しないと」

そんなカーダを見て笑いながら
一緒に部屋に戻って荷造りを
始めた

ちなみにダレンは今日色々あって
疲れて寝ている

「そういえばラナ最初に
何処に行けばいいんだ?」

「うーんエバンナの所に…」

行くべき
そう言おうとした瞬間
体に違和感を感じた

体の節々が痛い
それは前世の時に
成長痛で痛かった時の事を
思い出させるような痛みだった

「ラナ…?!
どうかしたのか!!」

カーダが心配そうな顔で
近付いてきた

「多分…純化作用かな…」

「そういえばまだ
ラナは半バンパイアだったな」

とりあえず

「うんでも…明日毛だるまに
なってそうで恥ずかしい…」

って事で別の部屋で
女のバンパイア、マリアと一緒に
その日は寝て

次の日
マリアに毛をカットして貰った

「マリア、本当にありがとう」

感激してマリアに抱きついたら
笑顔で抱きしめかえしてくれた

彼女曰く娘が出来た気分らしい
何かデジャヴュを感じる

その後1ヶ月間
私は純化作用に苦しんだけど
収まった次の日に
私達はやっと旅に出る事になった




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