黄昏のハンター 4/17





傷ある者の戦が
正式に始まってないにしろ

バンパニーズの勢力
は着実に伸びてきていて
もう各所では
争いが始まっていた

そう勿論ラーテンの生まれ故郷の
動向も例外じゃない

「ラーテン、気をつけてね…?」

「あぁ分かってる」

ラーテンはこの歳になっても
故郷を愛している
からね元帥補佐とかいう
原作の名称が無いラーテンには
行かない訳も無い

「ダレン、ラーテン小父さんに
バイバイ言おうね?」

結局誰よりも
ラーテンが行くのに渋ってた
のはダレンだ今もラーテンの
足にしがみ付いて離れない

「ほらダレンもう行かなければ
太陽が昇ってしまう」

ラーテンもかなりダレンの事を
可愛がってくれたから
ラーテンもお別れが寂しそうだ

「エラも気をつけてね?」

「えぇ貴方もね」

ラーテンがエラに行くことを伝えた時
すぐに私も着いて行くって
言って聞かなかったらしい

「ダレンいらっしゃい」

「…うん」

座って手を開くと
ダレンがてとてとよってきて
腕の中に納まった

「それじゃまた」

「あぁまた会おう」

ダレンを抱いてる手と
逆の手でラーテンと
固い握手を交わした

うん…ホント
寂しくなるね



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