黄昏のハンター 2/17





久しぶりにハーキャットに会いに
行こうとハーキャットの部屋の
前に辿り着いた瞬間


「竜だーっ!!竜っ竜!!」

って言ううなされてる
声を聞いてとりあえず
落ち着かせる為に
ハーキャットの部屋に飛び込んだ

「ハーキャット!!大丈夫…?!
竜はここには居ないから
起きて」

とりあえずハーキャットを
揺すって数分
何とかハーキャットは
落ち着いてきた

「…ラナありがとう
助かった…」

まだ見てた夢の
事を思い出して
ハーキャットは身を縮こまらせた

「とりあえず
悪い夢を見ない
おまじないがあるから
やってみるねー?」

もしかしたら
私もタイニーの娘
なんだから何とかなる
かもしれない

とりあえず
ハーキャットの頭に手を置いて
念を送り始めた

送り始めて数分
目の前にイメージで
1冊の鍵付の本が
出てきて

思い切ってその本を
自分が持ってた鍵で
開けてみた

「気分だけかもしれないが
…何故か…気分が
すっきりして来た」

「そっかそれはよかった」

「あぁそういえば
何か用があって来たんだろう?」

んーまぁハーキャットの様子
見に来ただけなんだけどねぇー

「特には無いけど…
仕事はどう?」

「あぁシーバーに扱かれてばかりだ
だが充実した毎日を送れている」

「そっかそれはよかった」

うん私はダレンが生まれてから
たいした仕事はしてない気がする

「そういえばシーバが
ラナに見せたい物が
あると言っていた」

バーシャンの蜘蛛の事かな…?
時系列的に

「そっかそれじゃ
暇な時にシーバーの所に
行ってみるね」

「あぁ」

その後適当に
世間話をしてから
ハーキャットの部屋から出た



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