バンパイアの運命 8/8





酒を飲み交わし始めて
数時間酒の弱いラナは
初めの1時間でもう酔いつぶれていた

「ふにゅ…カーダ…眠い…」

ふにゅって可愛いな…

そう思った瞬間
足にラナが擦り寄って来た
少しして膝枕で落ち着いたのか
眠りだした

「はぁラナ、
こんな所で寝て…」

「まぁいいじゃないかサイラッシュ」

俺としては可愛い彼女が
膝の上で寝てるっていう
シュチュレーションは美味しい

しかも最近サイラッシュに
追い払ってもらっているが

ラナに近付こうとする
輩が多すぎる…
まぁこれで見せ付けておけば

そいつらは多少は消えるだろう

「ラーテン羨ましいかい?」

「馬鹿が…愛弟子に膝枕をして
何が楽しいのだ」

ラーテンは素直じゃないね

とりあえず酒を飲みながら
ラナの頭を撫でた

見れば見る程
寝顔も可愛い

とりあえず見せ付ける為に
普通に寝ているラナにキスをした

何人か悔しそうな顔で
こっちを見てたから

鼻で笑ってやった

「ごめんカーダ飲み初めて
少ししてから
記憶が無いんだけど…
何かあった?」

「フフ、内緒」

あの時の事を思い出して
自然に笑顔で答えた



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