ﾊﾞﾝﾊﾟｲｱの運命 6/8
今日は待ちに待った叙任式
ｶｰﾀﾞは衛兵達と準備があって
完全に除け者の
ｻｲﾗｯｼｭと私はﾊﾞﾝﾊﾟｲｱ達の
波に乗りながら
元帥の間の前の道に
他のﾊﾞﾝﾊﾟｲｱ達に
混じって並んだ
「ぁﾗｰﾃﾝ」
ちょうど並んだ場所の
隣にﾗｰﾃﾝが居た
「ぁあ…ﾗﾅか…」
いかにもｶｰﾀﾞの叙任が
気に入らなさそうな顔だ
大人げない（笑
あんな若造がとか
ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ言ってる
隣のｻｲﾗｯｼｭは
それが気に入らないのか
ﾗｰﾃﾝを睨んでて
それに気づいたﾗｰﾃﾝが
ｻｰﾗｯｼｭを睨み返して
無言の重圧感が私を
挟んで交差していた
正直言って…
何かこれ美味しいけど
だってｲｹﾒﾝ同士が
にらみ合うとか萌えるけど!!
空気が重い!!
「ほらｻｲﾗｯｼｭもﾗｰﾃﾝも落ち着いて」
そう言った瞬間
ﾗｰﾃﾝに火がついた
「お前は我輩の弟子だろう
どちらの味方なんだ!!」
どっちの味方って…
ﾗｰﾃﾝ…弟子持ち出すとか
圧力って言うんだよ
「それはﾗﾅは
ｶｰﾀﾞ様の彼女なのだから
ｶｰﾀﾞ様の味方だろう」
どうやらｻｲﾗｯｼｭにも
火がついっちゃったみたいだ
何だよこの二人
どんだけ大人げないんだよ
「ほら私は中立って事で…」
とりあえず二人の腕をとって
落ち着かせた
個人的にはｶｰﾀﾞの叙任は
大賛成って事は
とりあえず黙っておく事にした
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