ﾊﾞﾝﾊﾟｲｱの試練 4/7
何故かｴﾗにされるがまま
化粧されて真っ赤な
ﾄﾞﾚｽを着せられて
ｶｰﾀﾞの元に連れて
かれたのは10分前
「えっと…」
状況が今一理解出来ない
私はｶｰﾀﾞに手をひかれながら
集会の間のｽﾀｰﾎﾞｽ・ｸﾞﾚﾝの間
にたどり着いた
「そっか…祝祭か…」
色々原作と違うから
忘れてた…
「まさかﾗﾅが
忘れてたとは思わなかったよ」
「ごめん最近部屋に
籠りきりだったから」
ｶｰﾀﾞが忙しくて部屋に
訪ねて来なかったから
全く気付かなかった
「まぁいいよ
それにしても綺麗だ」
広間でいきなり
抱き締められて
一斉に他のﾊﾞﾝﾊﾟｲｱ達に
ｶｰﾀﾞが睨まれていたのは
言うまでもない
「ｶｰﾀﾞ様…」
ｻｲﾗｯｼｭも呆れて頭を抱えていた
「それにしても女のﾊﾞﾝﾊﾟｲｱも
少しは居るんだねぇ」
周りを見ると点々と
同性のﾊﾞﾝﾊﾟｲｱが見えた
「あぁここには来てない奴ら
も含めて結構いるよ」
とりあえずｶｰﾀﾞと一緒に
流れに飲まれてたら
隣にﾗｰﾃﾝが見えて
ｶｰﾀﾞの手を引いて近づいた
「あれ？ﾗｰﾃﾝ、ｴﾗは？」
ﾗｰﾃﾝは凄い気まずそうな顔で
「探したのだが…
出会えなかった…」
って何ともﾍﾀﾚﾁｯｸな
解答が返って来た
「不憫だね…ｶｰﾀﾞ」
「あぁ」
ｶｰﾀﾞとこそこそ話してたら
ﾗｰﾃﾝに睨まれたけど
この不憫な紳士は
見なかった事にしとこう
特に興味も無い
元帥達の話を一通り
聞いてから
ﾊﾞﾝﾊﾟｲｱ祝祭は始まった
((でもｱﾛｰ元帥は
好きなﾀｲﾌﾟだ…))
ｱﾛｰ元帥をじっと見てたら
ｶｰﾀﾞに向きを変えられて
ｶｰﾀﾞと対面した
「えっとｶｰﾀﾞどうしたの…？」
って聞いた瞬間
「ﾗﾅは
俺だけ見てればいいよ」
って言われて
萌え死ぬかと思った
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