バンパイア・マウンテン 22/23





うんまさしく原作と違う…
ってまぁもともと無罪に
なった所から違うけどね

サイラッシュは

「これからは気をつけろ」

とか言って静かに去って行った
うん、サイラッシュ…君の魅力に
今日初めて気付いたよ

とりあえずこれ以上
面倒事に巻き込まれないように
とりあえずその後3日間ほど
ほぼ部屋に引きこもっていた

シャンタから貰った本を
読み進めて暇なんて
感じなかったけどねー

でもさ…
友達がコスプレにはまりまく
ってる件について

うん気にしたら負けだ
ってか私もコスプレしてぇ
いいな色々やりたかった

成り替わりしてる
今じゃ誰もネタ
分かってくれないしなぁ

そんなこんなで3日間
過ぎて部屋でダレンに習って
つけてる日記を書いてる時に
カーダが部屋にやって来た

「やぁ、こんにちは」

「こんにちは、カーダ」

とりあえず日記を閉じて
椅子から立った

「ラナに広間を
あちこち案内してあげよう
と思って来たんだけど…?」

このイベントキタ━(゚∀゚)━!!!!!

「うんここ3日
引きこもって来たから
ありがたいなぁ」

「ラーテンはどうしたんだい?」

「あの紳士はお友達と
遊びに行って構って
くれないんだよ」

そうラーテンはここ数日
久しぶりに会った友達と
昔話やらなんやらで
忙しくて私なんぞ
構ってくれなかった

「フフそれじゃぁ案内するよ」

紳士的に手を出して来て
くれたから手を取って
部屋を出た

「ここが厨房か…」

うん材料もかなり
揃ってるみたいで
料理人の人に聞いたら
一番端のコンロは使っても
構わないらしい

「ラナは料理出来るのか?」

「まぁ多少は…
レシピ見て作れば多少の
物は出来るし…」

「へぇ…それなら今度
俺の為に何か
作って欲しいな…」

うんもの凄い笑顔で
言われちゃったから
すぐさまokしてしまった…

惚れた弱みだねー

次に火葬の間に案内された

「地下には永久の航海の間が
あるんだっけ…?」

「あぁそうだよ
地下に行く事があれば
連れて行ってあげようか?」

「うん」

だって何かどんなかんじ
になってるか水の速さとか
確かめたいじゃんねー

まぁ流されるのは
勘弁願いたいけど

「実は俺の趣味は
バンパイアマウンテンの地図を
作る事なんだよ」

「フフここの地図となると
大変そうだけど便利そうだね」

微妙に迷子体質だから
とても助かる

「本気か?」

凄い嬉しそうな表情で
カーダが問いかけて来たから

「えっ本気だけど…?」

って返しておいた
あぁ…そっか地図の話し
をする度居眠りされてたんだっけ

「そうか…なら今度
一緒に地図を
作りに行かないか…?」

何だかデートチックフラグが立ったから
これもまたすぐさまokした
まぁ私も地下に行ってみたい
のもあるし

次は娯楽の間に
向かおうとしている途中で
小さなドアの前で立ち止まった

ふかぶかと頭をさげて
目を閉じ指先で瞼を軽く押さえた

所謂死て尚勝利の
栄冠に輝かんことポーズだ

「ここは処刑の間だ」

入って見るか聞かれたけど
気分が悪くなりそうだから
断っておいた

だってねぇ…
カーダが死ぬ場所なんて
見たくないじゃん

と言う訳で私達は
スルーして娯楽の間に入った



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