バンパイア・マウンテン 20/23





とりあえず
さっきまで着ていた
服を着ようとしたら
手違いで池ポチャしちゃって

カーダと私の間に
変な空気が流れた

「とりあえずこれを…」

マントを貸してくれたから
ありがたくそれをはおった
カーダのマントとか…
萌えるやばい…

「えっと…
ありがとうございます
カーダさん…?」

一様初対面なんだ
ちゃんと敬語で話す

「あぁカーダで構わないよ
後敬語も無しがいい
ラナって呼んでも…?」

「うん、勿論^^」

フフ、カーダに名前で
呼んで貰えるなんて
楽園だ…

「とりあえず
そのままじゃ駄目だ
倉庫に行こうか」

何故か手をひかれて
後ろに隠されながら
速足で倉庫に入った

「ぁラーテン」

「ラナか…ん?!
何故そのような格好に…」

一緒に居たカーダを
ラーテンは睨みつけていて
カーダは物凄い苦笑いをしていた

「まぁまぁラーテン
私が服を池ポチャしたから
カーダがマント貸してくれて
ここまで連れて
来てくれたんだよ」

ラーテンはようやく納得した
みたいでとりあえず
服を探して来いと
倉庫の奥に押しやられた

下着も何とか見つかって
とりあえず自分に合う
サイズの下着を選んで
次は服を選ぶ事にした

「やっぱりスーツかな」

女物はドレスかスーツしか
無いみたいで凄い悩んだ

「あ…これ」

何故ここに私が着ていた
制服があるんだ…?

とりあえず愛着はあるけど
ここでこの服を着ようとは
思わなかったから
もう一度服の棚に戻して
スーツを持って服の影というか
服と服との間で着替えた

「ラーテン終わったよ」

カーダもラーテンも何故かこっちを
見て唖然としていた

「ん?どうかした?」

カーダは何故か目を
合わせようとしないし
ラーテンもそういえばそうだな
とかブツブツ言っていた

変な所が無いか確認
してみたけど特にはないようだ

何回聞いても教えてくれない
から最終的にはあきらめたけど
結局何が言いたいのか
後でガブナーに聞きに行く事にした

−−−−−−−−−−−−−−

「ガブナー」

「ラナか…
ってやっぱり思ったより
胸あるじゃねぇか」

「ガブナー…変態だね?」

「うるせぇそれで何か用か?」

「いやこの服に着替えた時
ラーテンもカーダも目合わせて
くれなかったんだけどー」

((そりゃ…な…
ラナの女らしさを認識して
照れたんじゃねぇか…?
胸もあるしな…
まぁラーテン達の威厳もあるから
男として言えねぇな…))

「ねぇガブナーなん
だったんだと思う?」

「内緒だがラナ
その服似合ってるぜ?」

「ガブナーありがと^^」

((こいつ天然だろ…))



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