まぶたぺろり

「よしくんよしくん、私はもう駄目です。もえつきて死にそう」
「なんだそりゃ。『明日のジョー』ごっこか?。死にそうって言ってる割に幸せそうな……あ、待って、やっぱりいい。聞きたくない。眼、光らせなくていいから。やめ……」
「瞼にちゅーよ、まぶたにちゅー! むしろぺろり? 何ソレ死んじゃう。やめてわたしのライフはもう0よ!」
「わぁ、すっごい耳塞ぎたい」
「わたしね、見るつもりなんてなかったんだけど、だってね」
「あーあー聞こえねー」
「私が階段上って行ったら玄関の前でいちゃついてるから、こっそり踊り場で凝視するしかなかったの! そしたら攻めが受けの腕掴んで引き寄せてまぶたにちゅーよ!? 受け超恥ずかしがってた! 美形攻めの平凡受け溺愛よ? ジーザスありがとう!」
「あ、俺となりに回覧板回してくるわ」
「それなら私が行くし!」
「……粗相のないようにな」
「擬態していくから大丈夫!」
「ぎたい……?」

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