memo
バレンタイン!
[2011/02/13]
バレンタインになると、某テニス漫画の泣きぼくろがチャームポイントで「アーン?」が口癖の彼を思い出します。あのCD家にあるんだぜ……!■Lesson
「男子校だと、バレンタインの朝のソワソワ感がないよなー。その点、中学は楽しかった」
「え、先輩にもそういうのあったんですか?」
「そりゃ、男なら誰しもなるだろ。お前は?」
「……ちょっと、なりました」
「朝着席するとき、さりげなく机の奥まで手ぇ突っ込んで探してみたり」
「下駄箱のシューズも、履く前に中をちょっと確認しちゃったり」
「休み時間、他クラスの女子が教室に来るだけでちょっと期待したり」
「帰ってからも、誰かが家まで来るんじゃないかってソワソワしたり」
「あまずっぺーなー、共学は」
「男子校で貰っても、気まずいですもんね……」
「あ、でも城田からのチョコなら貰ってやるぞ」
「え、そこは料理好きな先輩が俺にくれるんじゃないんですか」
「ほしいの?」
「……いや、やっぱいらねーです」
「ちぇー。チョコプレイかと思ったのに」
「うーわー……」
「いや、さすがに冗談だ。ドン引きするなよ」
男なので、相手にチョコを送ろうという発想にならない二人。
■平凡君
「いよっ!」
「おはよ、……何だその袋。サンタクロースでも目指すのかお前」
「ああ、これ板チョコ」
「?」
「世話になってる奴に配り歩こうと思って」
「へぇ、わざわざ買ったのか。律儀だな」
「いんや。妹が友だちと一緒にチョコ作るって買いまくった残り」
「なるほど」
「男子校だとチョコ縁遠いじゃん? 俺からの優しさってわけですよ」
「うーん、縁遠くは無いけど」
「?」
「考えてみ。うちの学校の特色」
「あー……、男が男に、ホの字とか」
「間違ってないけど、お前の言語センスの古さにびっくりだ」
「やっぱいらないかなー……」
「いやいや、お前からなら皆喜ぶよ。俺にもくれる?」
「もち。あ、でも先輩には内緒だぞ。怒られるのやだかんな」
「まぁ、いつものごとく後ろにいるわけだけど」
「ぎ、ぎゃー!」
■ともだち
「片瀬、ほれ。チョコ」
「わ、ありがとう。うれしい。これは俺から」
「サンキュー」
「といっても、一緒に行ったからお互い中身知ってるけど」
「はは、確かに。デパートの催事場も、最近男多いし入りやすくなったな」
「そうだな」
「しかし、俺は他にも用意しているんだなー」
「?」
「といっても、お前が張り切ってくれれば俺にとってもご褒美だけど」
「??」
「お互いがプレゼントってのは……だめ?」
「!」
「うわー、ほんとに上目遣いが効くとは思わなかった」
「光也可愛い。今すぐ欲しい」
「苦しいって。しかし、お前の眼ってほんと救いようがねぇよなぁ」
「だってほんとに、可愛くて仕方ないんだ」
「……ま、治す必要もないから……いっか」
「!」
Comment
◎ゆきか
きっと、お隣さんたちは料理上手な彼女がおいしいチョコケーキとか持ってきているのでしょうねっ
あと…なきぼくろの彼のCD・・私ももってます(笑)
2011/02/15
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◎奈都
コメントありがとうございます!
「ともだち」の二人は、私も書いてて和みますー。笑
>>ゆきかさん
コメントありがとうございます!
バレンタインくらいは、さすがによし君にも良い思いをさせてあげたいですね。笑
泣きぼくろ……!同志ですか……!
もうあの人は色々超越した存在だと思います。笑
2011/02/18
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