memo

備忘録。日本語崩壊注意。ジャンル分けするとしたら、たぶん脇役話。思いついたので忘れないようにメモ。

　一週間前に高校の修学旅行先で行方不明になった妹が突然、主人公（大学生）が一人暮らしをしているアパートに現れた。血だの泥だので汚れ破れたセーラー服を着ていて、やけに日焼けした妹を見てびっくり。しかも、その横には金髪の爽やかイケメン(日本人ぽくない)と、ちょっと気難しそうな黒髪美青年がいる。なんと、妹は異世界に行っていたと言うのだ。
　どこぞのジュブナイル小説よろしく異世界を救った妹は、恋人であるイケメン（異世界の某国の王子）とその従者（魔法使い）を連れて地球に帰ってきたらしい。こっちの世界では一週間だけど、あっちでは１年の時間が流れていた。

　最初は信じなかった主人公だったが、甘ったれで世話の焼けた妹は人間としてずいぶんと成長しているし、その隣に立つ金髪の所作はおよそ地球の人間とは違う。
　こりゃもう事実だと認めるほかなく、主人公も彼らが日本になじむ手助けをするハメに。さすがに妹と一緒に実家暮らしをさせるわけにもいかず、主人公・王子・魔法使いの三人でせせこましくルームシェアをすることに。
　王子は持ち前の人懐こさと順応力で地域に溶け込んでいく。
　何にも心配ないじゃん、と思っていたのだがここで一つ大きな問題が。
　「黒髪の美青年」の方である。
　彼は王子至上主義。ことあるごとに主人公と対立している。プライドが高くて扱いにくいにも程がある。
　彼は王子の乳母兄弟で、王子が産まれたときに血の契約をした魔法使い。彼はただ、王子を守るためだけに存在していた。
　ところがこの世界では王子は魔法の助けを必要としていない。それどころか、世渡り下手な魔法使いは、逆にサポートされてしまう立場。しかも、王子は恋人とすっかり蜜月モード。王子と妹を助けねば、と決意すればするほど墓穴を掘りKY状態になっちゃう魔法使い。王子も妹も性格がいいのでまったく怒らないが、それが申し訳なさに拍車をかける。
　自分の存在意義を見失ってしょげる青年。とてもいじらしく、なんかかわいーじゃん、とか思っちゃう主人公。コイツを笑わせたいなぁ、とか世話焼いちゃう。
　今まで、人に世話を焼くことはあれど、その逆はなかった青年は主人公に戸惑うばかり。

とかなんとか。

地球人（微イケメン）×異界人（美青年）
ジャンル分けするとすれば脇役主人公。ティーンズ小説のスピンアウト的な。

●主人公：大学４年生/内定済み/過去には彼女が居たこともある/茶髪/まぁまぁイケメン
ものぐさに見えるが、実際は面倒見のいいおにいちゃん体質。シスコンというわけでは無いけれど、家族は大切にするタイプ。

●妹（Ａ子）：高校３年生。さばさば系ではなく、どっちかというと末っ子らしい甘ったれな優しい愛され系（だった）。そこそこ元気、そこそこまじめ、それなりに恋愛も楽しんでた普通の女子高生。異世界に飛んでしまってなんやかんや世界を救う。

●王子：某国の王子さま。もちろんイケメン。天然たらし。恋人をからかうのが好き。世界を放浪していたので身の世話は自分で一通りできる。
こっちのせかいではお惣菜屋さんで働いている。
最近テレビ取材が増えて困ってる。

●魔法使い：王子の乳母兄弟。王子より３歳年上。しきたりにより、王子が生まれたときに血を以って主従の契約を交わした。王子に密通の嫌疑がかけられたとき、守りきれなかった自分を悔いている。神経質で自分にも他人にも厳しい。いつも眉間にしわ寄せてる。人に甘えるのが苦手。

　王子は正室の第一子だけれど、上に有能な兄（側室の息子）がいたため継承位争いが絶えなかった。兄とは良好な仲だったけれど、お互いにそれを表に出すことができなかった。
　そのころ世界では、魔族ＶＳ人間の戦いが起きそうになる。王子には魔族の友人が居たので密通していると嫌疑をかけられ投獄される。何者かに襲われ致命傷を負うが、脱獄して森へ逃げ込む。瀕死で倒れているところへＡ子が登場。Ａ子の不思議な力で一命を取り留める。
　Ａ子の力で戦争の黒幕を探し出し、彼女と一緒に戦いを阻止する。その手柄のせいでまた継承位争いが泥沼化することを恐れ、自分は争いのタネにしかならないということで、地球にやってくることを決意。
という異世界トリップストーリーがあったりなかったり。
こっちの世界での王子たちの国籍は魔法使いがちょろまかした。

なんだか新鮮ですね！
逆トリップ美味しいです(^ｑ^)

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>>はぬさん
コメントありがとうございます！
トリップ系ティーンズ小説は遠い昔に読んだきりなのでいろいろおかしいところもあると思いますが、そう言っていただけて嬉しいです。

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