ss | ナノ



「お前は何も分かっていない」



「何かを得るためには、守るためには、それに見合ったリスクが伴う」

「分かってる、分かってるよ…」

「分かっている?ならば何故この関係を終わらせようとした」

「……」

「この関係を選んだのはお前だ。それでも終わらせたいと言うのなら俺はガイアスにあのことを言う」

「ウィンガル…ウィンガルは本当、」


「最低な男だね…」





--------------------------
ウィンガルに陛下が好きなことを知られて、口止め料として肉体関係を持つことを選んだヒロイン。本当はヒロインのことが好きなのに、こうすることでしか彼女を繋ぎ止められない不器用なウィンガル。
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -