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今まで、どんなことがあっても二人は離れなかった。どんなに辛いことがあっても、苦しくても、二人なら乗り越えられた。だからこれからもそう生きていけると信じて止まなかった。



「はぁっ、」



ひゅう、と大きく息を吸って視界は揺らいだ。私は目の前の光景から目を逸らすように顔を背けた。シーツと擦れる肌の音がやけに耳に響く、ギシリと鳴ったベッドのスプリング音に私は体をびくつかせる。

どうしてこうなってしまったの?ねぇ、今何をしているのか分かってる?そんな問いは最早愚問なんだろうね。だから、もう元には戻れないの?なんて口が裂けても言えないよ。



「リインっ…」

「…分かっているだろう」



分かっているよ。でも、認めたくない。私、貴方の妹でありたかっただけなの。

突然襲い掛かる快楽を否定するかのように、頬に涙が伝う。生まれてから今まで保ってきたこの関係は、一夜にしていとも容易く崩れ落ちた。


(もう、後戻りは出来ない)
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ウィンガルさんと双子。ウィンガルさん→妹で禁断の恋。
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