Etoile(エトワール)
ヨーロッパ貴族社会パラレルと題しつつも貴族なのはほんの一部です。
時代考証とかあまり気にしていません。人間関係も好き放題ですので基本的にどのような展開でも大丈夫な方のみ閲覧をお願い致します。

↓以下簡易人物設定


円堂守/オペラ座支配人
秋や春奈が所属しているオペラ座の支配人。演目や踊りそのものに口出しはしないが立場は一番上。
貴族や下町庶民問わず顔が広く、その大半に慕われている。王城にも出入りできる。
祖父が王族の妾筋の血が入っているが臣族降下した際の名残で、幼い頃貴族の娘である冬花と幼馴染の延長の許婚関係にあったが彼女が両親の死と共にそれまでの記憶をなくし隣国に去った為解消。大事な友人を守ってやれなかったことが少し心の傷。

風丸一郎太/宿屋主人
円堂の幼馴染。円堂の頼みでワンフロアを踊り子たちの宿舎に提供しているが春奈だけはどうにも手に負えない。
面倒見が良く、円堂を通じて知り合った様々な人間からの信頼も厚い。秋とは違った意味で母親属性である。
結構モテる。円堂の過去を知っている人物のひとり。


木野秋/踊り子(エトワール)
円堂が支配人を務める劇場の踊り子。エトワールと呼ばれる花形スター。一之瀬とは幼なじみで、現在ではパトロンにあたる。
円堂に好意を寄せている。後輩の踊り子たちの面倒見もよく、慕われている。実家は下流貴族だったが人柄の良さからか中流、上流貴族とも交流があるらしく、その関係で一之瀬と出会った。現在は没落している。
踊り子として輝けるのは一時的で、自分の将来はひどく不安定なものであると自覚し、受け入れている。


一之瀬一哉/貴族
上級寄りの中流貴族。秋のパトロンで幼馴染み。昔はよく屋敷を抜け出して下町で遊んでいた。
秋に好意を寄せる反面、自分では幸せにしてやれないと思う葛藤や早く踊り子を止めて欲しいと願うなど、色々思い詰めやすい。
貴族界ではなかなか顔が広い。のし上がる実力も秘めている。が、本人は興味がないらしい。
円堂とは負けたくないと思いながらその人としての力を素直に認めている。塔子とはなにかと折り合いが悪い。


財前塔子/貴族
上流貴族の中でも歴史ある貴族。
幼い頃から屋敷を抜け出して下町に遊びに出かけリカと云う唯一無二の親友を得る。さばさばした、男勝りな性格から女の子の友達がリカしかいない為、彼女のこととなると若干暴走しがち。
父親しかおらず、母親が他界。家の為に自分がすべき事を理解しながらも、それをまだ受け止めきれずにいる。
鬼道とは顔なじみ。執事の綱海とはほぼ幼馴染みといっていい。


浦部リカ/貴族(町娘)
下町の飯屋の娘。幼い頃知り合った塔子とは大親友。同じように下町に遊びに来ていた一之瀬に惚れていたが、告白して一度断られている。
一之瀬を介して知り合ったマークに好かれており、ほぼ強制的に婚姻させられた。だがマークの好意が本物だと気付いている為曖昧なまま今の関係を続けてしまっている。


マーク・クルーガー/貴族
階級はほぼ一之瀬と同じ。一之瀬とは旧友。彼に連れられて訪れた下町で出会ったリカに好意を寄せる。
一之瀬に振られたリカを誘拐に近い形で伴侶とした為、塔子に睨まれている。人柄、実力ともに普通の貴族よりは一歩以上秀でているが、彼も一之瀬同様上昇志向が無い。隣国のフィディオとは以前留学した際に知り合った。
ディランという幼馴染がいるが数年前に旅に出るといったきり偶に手紙が来る程度。


綱海条介/執事
代々財前家に仕えている家系の出で、現在は塔子専属の執事。
しかし本人は自分が執事に向いていないと思っており、実際面倒見はいいが堅苦しいことが苦手な為相手が塔子でなければ首が飛んで居てもおかしくない。
二人の時は基本的に呼び捨て。心から彼女の幸せを願っている。


鬼道有人/貴族
もとは貴族の妾腹だったが、本家の夫妻の間に子どもが生まれなかった為に引き取られた。
塔子に並ぶ上流貴族で顔なじみ。王城にも頻繁に出入りしている。偶の円堂や下町の友人との交流が何よりの楽しみ。
踊り子になりたいという春奈の願いを聞き入れたのも、円堂の下なら、と思ったから。
円堂の過去を知っている。


音無春奈/踊り子(貴族)
本は上流貴族で鬼道の妹。兄と共に訪れたオペラ座で秋の踊りを見、魅了される。自分もあんな風に踊りたい、と兄に無理を通して単身オペラ座に乗り込み、現在は風丸の宿舎住まい。秘めた実力は高いが如何せん経験不足。
下町への好奇心からよく脱走を試みては風丸を悩ませている。実家の庭師の木暮とは幼馴染で、最近では自分をモデルに絵を描きたいと申し出た立向居と3人で出掛けたりもしている。


基山ヒロト/音楽家
オペラ座で上演される全ての演目の作曲を担当。玲名と結婚している。円堂とは友人関係にある。
もとは上流貴族の子だったのだが、音楽の道で生きて行きたいという願いを叶える為に家を出た。その際、玲名と駆け落ちに近い形で結婚している為、あまり自分のことを知っている貴族とは会いたくない。
風介、晴矢とは幼馴染み。


涼野風介/画家
気紛れだが天才と称される。作品はほぼ晴矢の手を通して世に出されており、人付き合いが苦手。静かな雰囲気の絵を好む。
自分のアトリエに引きこもり気味。ヒロトと晴矢以外とは殆ど交流が無い。


南雲晴矢/画商
人付き合いの悪い風介のアトリエに頻繁に出入りする数少ない人物。絵画を目利きする癖があり、幼なじみの絵に純粋に感嘆してやれない事が少し申し訳なさを感じている。ヒロトと風介と幼馴染。


立向居勇気/画家
風介とは面識がないが、正反対の画風で情熱的。
踊り子を描きにオペラ座を訪れ、躍動感溢れる春奈の踊りに感動、以来踊り子のモチーフは春奈のみ。
円堂には昔世話になったらしい。


木暮夕弥/庭師
鬼道と春奈の屋敷の庭師。春奈を通して立向居と知り合う。
春奈とは幼なじみに近く、タメ口で話している。一人宿舎住まいの春奈が内心心配で良く様子を見に来ている姿が風丸に目撃され春奈に報告されている。


エドガー・バルチナス/貴族
上流貴族。格式ある家に生まれ貴族意識も高い。リカとは下町を歩いていた時に一悶着あったがその結果として好印象を抱いていた。
リカがマークに嫁いでからは頻繁に様子を見に訪れている。
フィディオの実家とは昔から懇意で、彼がフィディオの実家に居候して留学していたこともある。
以前と雰囲気が変わってしまったリカを気に掛け、マークが嫌いになりそうな予感。


フィディオ・アルデナ/貴族
隣国からの留学生貴族。円堂とは友人。だが円堂には名前と留学生としか伝えていない。
エドガーの家に居候中だがやりたいことが浮かぶ度にふらふら出掛けているのであまり居着いていない。
留学が終われば父親の家督を継ぐことが決定している。
自国の姫であるルシェに特別な感情を抱いており、対等であれない自分たちの関係に悩んでいる。


豪炎寺修也/王族
現国王の孫にあたる。皇太子の子ではないので、円堂等貴族ではない友人等にも自分から会いにいける。父親が王族ながら国内一の名医といわれており、彼も少し医学を志し始めている。夏未とは恋愛関係にはないが、頻繁に食事に出かけたりしている。実は家系図を書いてみると円堂も夏未も豪炎寺の親戚にあたるが血縁関係は殆どない。
円堂の過去を知っている。


吹雪士郎/花屋
花屋。営業は気紛れで開けたり閉めたり。だけど何故か潰れない。下町の女の子にモテる。
昔、円堂と出会い豪炎寺や鬼道らと交流を持ったことをきっかけに今も友好関係を築いている。本人は深く語らないが、彼等との交流で救われた一面がある。寂しがり屋。気紛れに円堂の下へ大量の花を贈り付けてきたらそれが構っての合図。
円堂の過去は直接的には知らないが、なんとなく察している。


豪炎寺夕香/王族
豪炎寺修也の妹。国家交流の一環として隣国に短期留学を繰り返している。
城の書庫番である半田に懐いており、困らせるような言動をすることもしばしば。


半田真一/書庫番
王城にある書庫の管理人。図書館とは違い、古書を扱っている部署で滅多に利用する人はいない。その為彼の仕事は目録と蔵書が一致するか確認するというある意味誰にでも出来てしまうもの。そのことを門番である友人の松野にからかわれることも。
最近は王族である夕香に気に入られて色々とたじろいでいる。


雷門夏未/貴族
現国王の妃の実家筋の貴族。夏未の母親自体は王族ではなく上流貴族に嫁いだのだが、妃筋という縁で王族の会食などにも招かれる地位を手にしている。豪炎寺とは旧知の仲。お互い王族や貴族という自覚が強い分、男女だからという理由で恋に落ちることはないと割り切っている。
昔冬花という友人がいたが、隣国へ出てしまって以来交流は絶えてしまっている。

久遠冬花/貴族
フィディオの母国の貴族。実の両親が他界後、母親の実家の親戚に引き取られている。両親の死亡事故以前の記憶が欠落しており、本人は代わりの記憶で補完してしまっている為全く気付く気配が無い。
ルシェとは数度王城で話したことがあり、また貴族同士の社交場で留学中のエドガーとも交流を持っている。


ルシェ/王族
隣国、フィディオの祖国の王女。父親に付き添い登城していたフィディオと出会い兄のように慕う。目が見えなかったが手術により回復。その直前にフィディオが隣国へ留学したので顔を見たことはないがその日を楽しみにしている。隣国の王女である夕香とは仲良し。


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