殯(あらき)の宮に帰す
肉を腐らせ骨を食む
堕胎告知
生贄の名誉
殺人犯を殺す事は正しいか
聖母マリアとマグダラのマリアの邂逅。――それは無垢と救済
血を啜り、肉を喰い、骨を齧る
言葉はいらない。殺意をくれ
骸の王
メフィストフェレスはかく語りき


君の声で目が醒めた
月が綺麗ですね
いらない。いない。ない。
Tell me the reason.
行方不明の栞の行方
愛して。愛して。愛して。
十回目の一生で一度のお願い
燃え尽きるなら、一瞬で
幸せをくださいな
青を潰して赤を塗る


絶対の法則
血の泉で血を流す
逃げて得るもの
消え逝く世界と、黄昏の僕ら
亡くしたユメと、今あるミライ
骸を孕む
聖女の堕胎
焼き尽くす黒炎に妬き、自棄になりながら空を見下ろす
うつせみ[空蝉、現人]に焦がるる
すべては南柯の夢


飴玉目玉生魑魅(いきすだま)
百鬼夜行。召しませわが君
命を孕んだ人形姫
最悪と災厄と、最愛
枯尾花を焼き尽くせ
地獄においでや、と手招いたのは
慟哭せよ、裏切り者
阿修羅にほどこす血の化粧(けわい)
あはれ敗者の行く末は
傾き者に恋歌を


さいか[災禍、最果、細瑕、裁可、歳華、綵花]を砕け
血まみれ淑女、君は誰
最愛ロリィタ
刃突き刺す境界に
モノクロに隠す甘い罠
睡蓮花の咲く沼で
世界の終わりに悪魔は嗤う
夕闇かくれんぼ
電子音が空を裂く
空に煙の地図を描く