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物心ついたときから母親は、強かな女の子になるのよ!と意気込んで母の弟であるアオさんに愚かにも忍び修行をつけさせたのである。
反対に、父親は慎ましい女の子になるんだ!と意気込み父の姉であるミドリさんに花嫁修業ならぬものをお願いしてしまったのである。

そんな両親の希望による幼少時代を過ごし、6歳になる頃に忍者学校への入学が決まった。母親は歓喜乱舞し、父親は心配によって発狂。そんな両親を止めるのはいつもいつでも私の役目であり任務である。


「ごきげんよう皆さま、苗字ナマエと申します。両親のため、里の為に微力ながらも支えになれますように頑張りたいと思います。どうぞよしなにしてくださいね」


にっこり100点満点の笑顔。
薄らと頬を染める同級生を見つめて、少しだけ恥ずかしげにすれば大人も子供も私の虜である。チョろい。どや


そうして苗字ナマエは、入学当日にしてクラスのマドンナ位置を手に入れたのである。これも全ては両親の希望によるものである。

入学式も終わり、あとは各自解散と先生が発言した途端にわらわらとクラスメイトたちは私の周りに集まり始めたくさんの言葉を投げかける。ええっといっぺんに言われちゃ聞き取れないよう!

「ナマエちゃん、って…その、呼んでもいいかな?」

「わあっ、とっても嬉しい!私もあなたのお名前聞いてもいいかな?」

「っ!う、うん!モミジっていうの…っ」

「きれいなお名前だね!モミジちゃんこれからよろしくね」

「〜っ!うん!!こちらこそよろしくね!」




カカシの先輩ぐらいがいいかなぁ…
腹黒ドエスに成長してカカシとかおちょくってたら楽しい。

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