ここに来て(来たくてきた訳じゃないが)数日が経った。
召喚された日はあまり思い出したく無い程に良い思い出は無い。…結論から言えば、実に大変だった。俺の召喚主は何でもいたずら好きだという双子。フレッドとジョージ・ウィーズリーといい、彼らが歓喜し騒いだ事で俺の存在が家族内に知られる事となった挙句、真夜中…それも明け方に近い時間だというのに緊急家族会議となった。(まだ幼い兄妹も居たというのがどうしても心痛くなった。)

「なぁ、ナマエ!」
「俺たちと一緒に!」
「「出掛けようぜ!!」」
「だが、断る!!」

俺はもともと、っつーかここに来るまでは!立派な自宅を警備するという仕事についていたんだ。主に自室を警備していたがな!太陽の光に当たれば俺は消えてしまうのさ!

「聞いたか兄弟!」
「ああ、勿論だとも!」
「「召喚獣は日光に弱いらしい!」」
「誰が獣だどつくぞ」

会話の大半がゆるゆるとしたもので、その度に突っ込むのはなかなか大変だった。なんたってボケがふたりもいるんでな…

「やあナマエ!今日もマグルの、いや君の世界の話を聞かせてくれ!」


さあ、ここで問題です。今は何時でしょうか。いち、夜中。に、真夜中。さん、明け方に近い真夜中。よん、午前3時28分。


モリーさんでもパーシーさんでもいい。こいつらどうにかしてくれください


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