青い蒼い、空の下 | ナノ

「……お前、」

「黙れ」

「まだ何も言ってないけど!?」


あの、有名な うちはサスケ に英語を教えること早1時間。…オレはなめていた。こいつを"優等生"なんて言い始めた奴をどついてやりたい。
そう、"優等生"であるサスケが今までどうやってテストを切り抜けてきたのか不思議なくらい彼の英語力は、破滅的なのだ。


「…、He is Mike. を彼はミケです、か。…うん。名前って難しいよね」

「黙れ」

「何でだよ!?」


小一時間、ずっとこんな感じを続けてきたがいい加減進歩したいと思って何かと基礎から応用まで様々な問題を出してみるが、…うん。察してよね。


「なあ、うちはって今までのテストどうやって乗り切ってきたんだ?」

「…サクラに」

「サクラって、春野サクラ?え、何?お前らってデキてんの?」

「チッ、黙れ、違う、幼なじみなだけだ、クソが」

「言い過ぎだと思えよ」


でも、成績優秀の裏にはそんな事がねぇ。
サクラも頭いいしな…ま、サクラが自分に少しでも誉めてもらいたくてが勉強を頑張ってるなんてコイツは気づいてねーんだろうけど。憐れと言うか健気だよなぁサクラも。


「よし、じゃあ今日はとりあえず基礎をお前に叩き込んで授業復習とするか。」

「…ああ、頼む」


サスケに勉強を教えることは、英語のテストで100点を取るより難しい気がしたのは、しょうがない…よな?



(つ…疲れた…)
(おい、数学やるぞ)
(!?)

**
名前変換なんて、無かったんやァア!ごめんなさい。次からは名前変換を
120412

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