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怪しい男の人に抱えられて火影のじぃちゃんの所へ向かう途中に、鍵閉めてない!と叫べば怪しい男の人がもう一人増えてどこかに去っていった。…か、かなり不気味だってばよ、
恋焦がれて、待ちわびて
「じぃちゃんってば、オレに何のようだってばよ?」
火影のじぃちゃんの部屋に入ってすぐにそう言えば、何故だかじぃちゃんと怪しい男の人に笑われた。
「今日は何か用事でもあるのかの?」
「おう!…でも言わねーってばよ!」
ニシシ、と笑えば火影のじぃちゃんは顔に手を当ててため息をついていた。
――…今日は、どんなイタズラがいいかなぁ
「…イタズラもほどほどにするんじゃぞ」
「考えといてやるってばよ!」
名前ねぇちゃんが任務に出ちまってから、日課になりつつあるイタズラ。
昨日は、一楽の近くに住んでる頑固オヤジの庭に落とし穴を仕掛けたら見事に落ちてたってば!あの時の顔は今思い出しても、笑えるってばよ…っ!
思いだし笑いをしていたら、大きな咳払いが聞こえて火影のじぃちゃんを見れば、何か紙をオレに差し出していた。
「…?、なんだってばよ?」
「名前からの手紙じゃよ」
じぃちゃんから奪うように手紙を受け取って、内容を見ればキレイな字で「ナルトへ」と書かれてた。思わず破りかけたオレは悪くないってばよ…!
111211
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