師走ログイン
2015/12/03 19:00

気がつけば、仕事を再開してから既に一カ月。
奈良に行ったのなんて大分前なのね・・・。
途中ライブに行ったり楽しかったけれど。
今月は予定が沢山です!!
飲み会4回あるし、今年はクリスマスのケーキを家族用に一個と自分用に一個買ったので合計二個ある!\(^o^)/
楽しみ〜♪

なんだか書きたい所だけ。。書く。


「なぁ、工藤さん」
声を掛けられ振り向けば、そこには会計士がいる。
監査は終わった筈なのにまだいる事に内心首を傾げながらも、いつまでも背を向けているのも失礼かと振り返りながら見返す。
今回はこの男のせいというか、おかげというか。
会社内での悪事が次から次へと発見されて、見事最低な人間を解雇に追い詰めたりと大立ち回り。
「貴方にもお礼を言ってなかったですね、ありがとうございました黒羽さん」
取り敢えず礼の催促だろうかと口にしつつニコリとすれば、なんだか機嫌が悪くなった様に思う。
はて、なにか間違えたか。

「あんなに人使い粗く俺の事振り回して、終わったら何事もなかったように礼は言うからとっとと帰れって?口調まで最初の他人行儀なのに戻ってるし。仕事しろバ快斗!って背中蹴りいれられた時は確かに仲良くなれたと思ったんだけど?」

「めんどくせぇ」

「そう、それそれ!そうじゃねーとこっちも調子でねぇよ。なぁ、また俺と食事したりしにいかねぇ?・・・あんたと話すの、結構楽しかったから」

そう言ってはにかんだように笑う顔は、さっきまで頭の悪い上の奴らを笑顔で馬鹿にしていた男とは思えない。

(・・・俺も、こいつといるのは楽しかったし)

「これ、俺のアドレス」
名刺の裏にアドレスを書いていたものを手渡す。
ぽかんとした顔にそれを押し付けて、また歩き出す。

「これ、ちゃんとプライベート用だろうな!」
「もちろん」
「てか、なんでアドレス!」
「Lineやってないんだよ」
「赤外線は!?」
「俺、iPhone」

「・・・!連絡するからな!」
「おー」

歩みは止めず、後ろから掛けられる言葉に手を振って角を曲がる。
変な奴。
最初は若いけど感じの悪い監査員がきたと思っただけだったのにな。

自然と微笑む口元は黙殺した。



追記は返信。

more
comment (0)


prev | next





top

「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -