おめでとう!
2014/06/21 22:45
「んっ、んむっ・・・・ん、ふぅ」
口での奉仕なんてするのは久しぶりで、上手くいかないかもしれないと思ったのは最初だけ。
やり慣れていなくてもやられ慣れていた俺は快斗のするそれを真似て快斗自身のソレを高めていく。
「はっ・・・ふぁ、むっ」
ぴちゃぴちゃと卑猥な音を立てる口元に少しだけ羞恥を煽られるが、見上げた先の蕩けそうな顔で俺を見下ろす快斗の顔で全て満足感へと変わる。
「も、いいから。新一、もう・・・」
切羽詰まった快斗をちらりと見上げ、自分で慣らしていたその部分からちゅぷりと指を引きぬいた。それだけで震える体を、愛おしそうに触れられて幸せで目が眩みそうだ。
「んぁっ、はぁ・・・ん」
ゆっくりと腰を下ろしていく。
ソレをゆっくりと含んでいく違和感と、入ってくる恐怖。
そしてそれを上回る期待感。
そろりと腰を擽る様に撫でられて、ぞくりと走る快感に抜けた力。
自らの体重で埋まっていくその感じに
「あぁっ、あん・・・あっ!」
強い刺激を受けた。
ビリビリと体全体に広がる痺れの様に、快感が体を埋め尽くす。
体の全てが相手を、快斗を求める様に疼いて、辛くなるほどの気持ちよさ。
「新一っ、しんいち!」
激しくなる腰の動きに合わせて、うわ言の様に呼ばれる名に嬉しくて、愛しくて
「ハッピーバースデー快斗、愛してるぜ」
お前の為なら、俺はなんだってしてやれるから。
彼の願いが自分の願いと同じだと言う事は、しばらくは内緒にしておこう。