その前に、
2013/08/20 00:08

誰かの願いが叶うころ、誰かが泣いてるよ・・・って快新的な気がする。
新一の願いが叶うころには一体どれだけの人が泣くのか。
少年探偵団は確実に泣いちゃう。蘭ねぇちゃんも、かれこれ15年位一緒にいるわけだから(ぇ)、みんな大号泣。
皆が幸せになるなんて事ないんだなぁって知ってる新一と、耐えられなくなって自分の存在自体を消してしまう快斗みたいなお話はどうだろう。

辛い現実を生きていて、諦めてて、それでも願わずにはいられないような新一と、世界に怯えて、絶望して、ただ逃げた快斗の違いは精神力かな!




「なぁ、名探偵。お前はどうしてそんなに強くいられるんだ?」
吹き荒ぶ風が、声を流して掻き消すけれど、震える声を隠すのにはちょうど良かった。
さり気無い様に吐いた言葉が、馬鹿な高校生の本音だなんて気付かれなければいい。
凛と立つ姿が美しい探偵が、全てを諦めて受け入れた世界。
絹糸の様な黒髪がさらりと風に揺れるのを見て、触れたいと思った。
だけど、こんな世界で耐えられず逃げ出そうとしている自分にそんな権利はないとも思った。

「強くなんかない。ただ、意固地な負けず嫌いなんだ」

そういって笑った顔がとても儚くて、消えてしまいそうだなんて思ったのに



美しい蒼の瞳だけが、そのなかでひと際生気をはらんで煌めいていた。








とかちょっとぽえみー。
さいごの「せいきをはらんで」が卑猥な単語に一発変換されてちょい瀕死^^
comment (0)


prev | next





top

「#年下攻め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -