ソロモン・グランディの嘘 | ナノ





 
先ずは、ここまでのご拝読ありがとうございます。

「ソロモン・グランディの嘘」はこれで完結となります。今年の二月から連載スタートとなり、およそ九ヶ月お付き合いして頂いたことになりますがいかがだったでしょうか。私自身のとりあえずの感想としては、完結出来たことが嬉しい、の一言になります。

「ソロモン・グランディの嘘」は、風丸の中学生らしい姿と日常を覗いて見たくて生まれた作品です。だからなのか、改めて読み返してみるとこの作品の主人公は「幽霊の女の子」よりも「風丸一郎太」になっているような気がします。その風丸も最初の頃は原作よりも幼いイメージであり、「幽霊」と触れ合い関わるうちに徐々に原作の姿に近づていくように意識して書いていました。……成功しているかはわかりませんが(笑

この作品の終わりの解釈ですが、それは皆さまにお任せしようと思います。ちなみにタイトルや歌でお借りした「ソロモン・グランディ」は「マザーグース」の童謡の一つです。ご興味がありましたら是非近所の図書館ででも借りてみてください。

それでは、ここまで目を通していただきありがとうございました。またこうしてお目にかかる機会に恵まれますよう、祈っております。


篠崎

「ソロモン・グランディの嘘」
2012/02/10 〜 2012/11/02