待ち伏せ



夏休みが終わり学校が始まりました
何故かクラスの前に赤司様とさつきちゃんがいます

…なぜだ

よし会いたくないから部室でサボろう
…と思ってたのに青い髪のガングロ君が部室前にいます

…しょうがないので屋上に行くか…


ガチャ

ふう…なんか風がきもちいな…
「…なんでだばかやろおおおおおおおおおおおおおおお」
屋上ってつい叫びたくなるよね
え?私だけ?
「お、おい?」
「…えっと、人がいたのですか 失礼しました」
なんか最近緩んでるなあ
一般人の気配に気づけないことが多い
「い、いや…いいんだけどよ…なんかあったのか?話くらい聞くぞ?」
な、なんていい人なんだ!
「…聞いてくれますか…私の苦労を…」
「ああ、聞いてやるよ」
「…ありがとうございます…実はですね…」

教室からここに至るまでの話を聞いてもらった
話し終わったら目の前の人はなんだか居た堪れなさそうな顔をしていた

「…うちのバスケ部のやつらが迷惑かけたな…」
「えぇっと…?」
「俺バスケ部員なんだ…一応1軍レギュラー…」
「…」
灰崎か?こいつ灰崎か?
思ったよりいい人そうなんだが
「いや、なんかほんとわりぃな…」
「い、いえ、あなたが謝る事ではありませんよ」
「…なんかあったら連絡してこいよ…出来ることはしてやるから…」
「…ありがとうございます…これ、私の連絡先です…」
「ああ、後で空メとワン切りするわ」
「わかりました…くれぐれもバスケ部員の方々にバレないようにお願いします」
「ああ 特にマネと赤司には気をつけておくわ」
「お願いします」

そんなこんなで始業式は終わったみたい
部活の時間になるまでここにいよう…どうせ部活やるんだろ…










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