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誰が泣くのが一番嫌かって?・・・なんだよその質問。変なこと聞くな、誰が泣いたって俺は嫌だよ。・・・は?なに言ってんだよ!俺は本当に・・・!!?・・・いや、そうですよ。そうです。確かに今俺アイツのこと考えましたよ。そうだよヤダヨ。アイツが泣くのが一番嫌です。でもアイツなかなか泣かないし強いし・・・。・・・・あーあ、タケシにはかなわないぜ。
・・・ん、オーケー。じゃあ明日。・・・なんだよニヤニヤして、五月蠅いな。別に楽しみじゃないよ。ていうかさっきの質問なんだよ。まさか泣いたのか?!・・・な、わけないよな。なんなんだよ全く。ま、ともかく明日。





ツーツーツー...




「カスミ、」
「うう〜。もうタケシったら何サトシに聞いてんのよ!」
「顔が赤いぞ」
「五月蠅い!」
「まあまあ、カスミが言い出したことじゃないか、『アイツは誰にでも同じ』なんて言い出したのは。よかったな。特別だぞ。」
「うっ・・・」

顔を真っ赤にした古くからの旅仲間。なかでも一番最初の、気になるふたり。「明日が楽しみだ。」と細い目をより細くして、タケシは笑った。








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再会前夜の事。



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