2018年7月5日

昨日までふつうに暑かったのに、今日は昼間でさえ13度。梅雨がないはずなのに、連日の雨と異様な湿度。
……北海道がバグってる。

ゼミの飲み会は思ったより楽しかった。みんな、お行儀よく話して、食べていた。食べ物で遊んだりしない。仲が良かろうが何だろうが、マナーを弁えない行動はきらいだ。だから、大学でよく一緒にいるメンバーの集まりには、二度と行く気がない。
飲み会には参加したけれど、結局名前はわからないままだった。学年はわかった。かろうじて。名前もわからないまま、なんとなく話していた。まだまだ他人行儀な距離感。とても楽だった。
名前も職業も知らない、二度と会わないかもしれない人たちだけでやる飲み会があったら、楽しいかもしれない。集まるメンバーの条件は、Fさんの本を読んだことがあるかどうか。あるいは、自分は孤独だとつねに思っているかどうか。
──孤独。
ときどき、部屋の隅でうずくまっていたくなる。彼がいないと生きていけない私。何もできない、ただのお人形の。
──孤独。
──さみしい。
──こんな自由なんかいらない。
──人間は自由という刑に……。
──私が何をしたっていうの。
──さみしい。
──さみしい。
──ちゅうやさん。
──あの人は……。
──どうすれば、よかったの。
──どこにも、彼は、……。

──だれも、私を救えない。

人が他者を完全に理解ができないように。だれも、私を救うことはできない。……そもそも私は、誰かに救ってほしいのだろうか。誰に? 彼以外の誰の手なら取れるというのだろう。気持ち悪い。