こんにちは、やっと自分自身が落ち着きました、皐月です。
なによりも東北在住の方、ご家族ご親戚、お友達などが被災地に在住されている方、本当に…心配ですね…
連絡が取れないというのが心配を助長しますが、今は各々に出来ることを落ち着いてやりましょう。
そして、すでに亡くなられた方には本当に深く、ご冥福をお祈りします…
さて、私自身の話に戻らさせていただきますと、ちょうど仕事中でありました。
職場の機密事項がありますので、あまり詳しいことは言えないのですが、私はとあるホテルの宴会場に勤務しています。
そして私の職場はホテルがいくつか隣接しているところで、ちょうど私の本来の営業所があるホテルの隣のホテルに、ヘルプで勤務している時のことでした。
14:46、ちょうど宴席と宴席の間で、次の宴会の幹事様がご来館するのを待っていた、準備中に地震がおこりました。
11日は私と所長(男性)の二人勤務だったので、現場には私しかおらず、大きな揺れで私達の大切な機材や、会場のシャンデリアが落ちそうなほど揺れているのを、ただ見ているしかありませんでした。
怖くて、大切な機材が壊れそうなのに何も出来ないことが悲しくて
不安で不安で仕方なかったです。
立てないほどの揺れで、バックヤードに座り込み、職場の他セクションの方々と支え合っているところ、所長が上の階にある事務所からかけつけてくれました。
あまりの不安に、所長の顔を見た途端、涙が出てきました。
私の声が震えていたので、所長は自分自身も不安でいっぱいだろうに、
「落ち着け?」
と、背中をポンと叩いてくれたので、ぐっと我慢して、冷静になるよう勤めました。
1回目の揺れがあまりに大きく、まずお客様の安全確保が先決でしたが、むやみに外に出るのも危険なので、指示を待っている状況でした。
後々、この時の揺れは震度6強だったと知ります。
その後、一度落ち着いたところで、損壊した壁の破片などを拾ったり、機材の被害状況を調べているところで、2回目の大きな揺れがありました。
これは震度5だったそうですが、体感的には1回目とさほど変わらないくらい揺れたように思います。
またシャンデリアが大きく揺れ、全員でシャンデリアを避けてバックヤードにしゃがみこみました。
先ほどの恐怖もあったので、全員更に恐怖を感じて、お互いがお互いを庇うようにしてじっと耐えました。
所長も私を庇うように周りを警戒してくれたので、私もなんとか冷静になるよう勤められたと思います。
その後はお客様を一度館内から外に誘導し、私達スタッフも全員外に非難しました。
もちろんコートもなく、シャツ1枚にベストという薄着の職場服で3時間ほど、指示待ちの状況です。
その間も小さく余震が続いており、全員寒さと不安の中、お互いを励ましあって過ごしました。
やっと館内に戻ってよいとの指示が出てからは、すぐに宴会場の整備をし、チェックイン出来ないお客様や、スタッフの炊き出し会場にして、夜中の2時まで働いていました。
全員疲れきっていましたが、いつまた大きく揺れるかわからない不安で、寝ていられません。
が、少しは休まないと倒れてしまう、ということで、2時間ほど仮眠を取らせていただ来ました。
その間所長は起きて、ワンセグで情報を集め、警戒してくれていました。
その後、私の同期が所長を勤める営業所で、地震の影響でトラブルがあり、所長は車でそちらに向かいました。
その間、一人で余震に怯えながら朝を迎えました。
朝になると、同期が出勤してきてくれたので、その子と交代で休憩をとり、所長が帰ってくるのを待っていましたが、道路が地震で割れたり、隆起したりしているせいか、渋滞が酷くて、出発してから12時間以上帰ってこれませんでした。
その間も余震は続くし、震源地は千葉や神奈川までおりてくるしで、車中の所長が心配で気が気じゃなかったですが、電話で
「電車が動いたら一度帰って、本来の営業所の指示を待つように」
と言われたので、本来20〜30分で帰れる距離を、2時間かけて帰りました。
今なお余震は続いていますが、私の働いてるエリアの人はとりあえず全員無事ということで安心しています。
ホテルの方も営業中止になったりと、まだまだ問題もありますが、なんとかなっています。
今後も警戒は必要ですが、私は大丈夫です。
本当に、これ以上大きな被害が起こらないことを切に願います。
皆様もどうか、くれぐれもお気をつけて…!!!!