「やなぎー、お腹すいた」
「それを俺に言ってどうする」
「だってお腹すいたもん!」
「はあ、パンならあるが?」
「頂戴!!」
「仕方ないな」
「柳さすが!かっこいい!」
「頭でも可笑しくなったか?」
「・・・柳ってさ、頭もいいしかっこいいよね!」
「頭がいいのは勉強をしてるからだ。容姿については周りが勝手に言っているだけだろう」
「テニスもうまいし!」
「当然だ」
「・・・・・好きになっちゃいそう」
「なっ」
「(あ、いける)ねえ、柳」
「な、んだ」
「好き」
「・・・・っ」
「ふふ、困った?ねえ!焦った?」
「まさか・・・わざとした、のか?」
「柳が困ってる顔が見たかったの」
「はあ、お前は本当救いようのない馬鹿だな」
「なっ、失礼な!」
「で?俺を弄んで楽しかったか?反応はお気に召したか?もちろん俺を弄んでくれたお礼はたんと返すつもりだが。どうだ?どうされたい?」
「や、なぎ?」
「とりあえず、座れ」
「す、すみませんでした!」
「(本当お前は、馬鹿だ)好きだ、名前」
書いててオチのなさに愕然としました。