コンコン
「アーン?誰だ」
「跡部」
「 名前じゃねえか。二人の時にその呼び方はやめろって言っただろ」
「でも、」
「二度はいわねえぞ」
「けーちゃん」
「なんだ?」
「最近寝てる?」
「なんだ急に」
「だって会社とか生徒会とか部活とか、最近のけーちゃん忙しそうだから、寝てるのかなと思って」
「・・・まあ3時間は寝てるから問題ない」
「さ、3時間じゃダメだよ!けーちゃん体壊しちゃう。せめて生徒会や部活のことは他の人に少しは頼めばいいのに」
「他のやつに任せるより俺がしたほうが早いだろーが」
「〜っ、けーちゃんのバカ!」
「アーン?てめえ、誰に向かって」
「もっとみんなを頼らなきゃダメだよ!忍足君や宍戸くんだってけーちゃんのこと心配してた!私だって、心配だよ・・・」
「 ・・・はあ」
ビクッ
「悪かった」
「え?」
「そんなに周りの奴らに心配かけてたとはな。それに名前に心配されるようじゃ、俺もまだまだってことか」
「ちがっ」
「ふっ、わかってるよ」
「けーちゃん」
「でもまあ」
ちゅ
「え?」
「名前に会うだけで、疲れなんて忘れちまうけどな」
「ばっ、バカ!」
「ハッハッハッ、ありがとうよ」
「・・・うん、無理しないでね?」
「わかったよ。忍足達にも心配するなって伝えとけ」
「けーちゃん!大好き!」
「ふっ、俺も愛してるぜ」