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・「機械仕掛けのアマーティア」は共演小説企画という、「同一の世界観で色んな作家が個々の物語を展開していく」企画に参加したものです。
そのため、
以下の世界観は全て主催者であるユキヒラ様によるものです。
・現在、企画サイトを閲覧することが不可能な状態であるため、世界観はこちらで控えていたものを掲載します。原文そのまま、あるいは多少、文章が変わっている部分もありますが、ニュアンスが変わるほどの改変はしていません。
世界/登場人物
タイタニア大陸
北 アクアポート
港街。他大陸からの船の渡来が定期的に存在する。潮の香りのする街は色々な物品に溢れて、活気に満ちていた。大陸全体が荒野となっているこの世界では、オアシスのような存在。
東 ガイア
平地。もっとも古い歴史を持つ。古い時代の首都であったために、神秘的な遺跡も防壁内に多数存在する。剣術最高峰の学校もあり、武術の街としても有名。
西 グランドヒル
山々に囲まれている。魔石の発祥地として有名。有名な魔法学校も存在し、世界の術者見習いの憧れの的。
南 エデン
神殿騎士団(大陸の治安を守る精鋭部隊。軍の中でもトップの位置にある神殿騎士団)の総本山である「光の神殿」がある。世界に名だたる神殿騎士団の本拠地とあって、見物客も多い。街中のあちこちに見かける神の銅像は、神殿騎士団が崇拝する戦の神、オーディンの姿を模したもの。
中央 タイタニア
もっとも大きい。大陸を総括する街。街の中心には電波塔があり、そこから色々な情報を大陸全体に発信している。街の規模も大陸最大で、大勢の人で賑わう光景は見る者を圧倒する。差別の激しい都市でもあり、特に先天性魔力欠乏症の人に対する風当たりが強い。
● 魔法の台頭により、武器や兵器としての機械の役割は終わり。しかし生活に必要な機械はあり、交通手段はもっぱらこれ。裏では軍が秘密裏に機械兵器の研究を続けているという噂もあるが、真偽の程は定かではない。
● 街は防壁で囲んであるために、それ自体が独立している。街と街の間はそこそこ距離がある。もちろん、大陸各地に小さい街は無数に存在。移動は車やバスを使うのが普通。そのスピードについてこられる魔物はいない。
飛空艇という手段も存在。空を飛ぶ魔物はこの大陸には存在しないため、空の旅は安全かつ素早い。運賃が高いので一般人での利用者は少ないのが現実。
電車はない。レールを魔物が壊すからである。
瞬間転移装置が主要5都市に配備された。軍が開発した装置で、主要5都市同士なら瞬間的に移動をすることが出来る代物。どういう技術で開発したのかは公表されていないが、この施設には利用料が発生する。莫大な料金なので、利用するのは政府関係者か大企業。道楽好きの金持ちだけとなっている。
● 「異形なる者」から街を守るのが軍の役目であり、その中の精鋭中の精鋭が神殿騎士団。拠点は光の神殿。白い制服に身を包む彼らの姿には、度々、神の使者にも形容されるほどの威厳がある。
入団するには年一度の選抜試験に参加せねばならず、倍率はおそろしいほど高いうえに毎年受かるのは二人程度。
● 通貨はグラインという単位の硬貨、紙幣。価値は日本円と一緒。
● かつては人間どうしの争いもあったが、現在、この大陸に戦争というものは存在しない。「異形なる者」の出現でそれどころではなくなった。人々はこの脅威の出現に争いをやめ、一致団結して彼らを相手にすることにした。
故に人間どうしの戦争が起きることはなく、平和な世界がある。
● 「異形なる者」の出現はよくわかっていない部分が多い。姿かたちは神話に出てくる魔物そっくりで、彼らを神の獣として崇拝する狂信者もいる。
貪欲、基本的に肉食で、人間もその獲物に分類される。野性の動物に毛の生えた程度の力で、戦闘に慣れた者なら他愛もない。しかし彼らによる犠牲者が後を断たないのは、戦いの技を知らない一般人や素人の冒険者が生身で外に出てしまうからである。
軍は警告を促しているが、犠牲者は増えるばかりである。
● グランドヒルの鉱山から発掘されたのは魔石だけではなく、魔晶石がそれ。クリアな蒼い色に光り、人の魔力に反応する。使用者の魔力を増大させる。
質にもよるが、魔法の威力は石によって大幅にあがる。
魔石は不思議な構造式からなり、魔法を扱うにはなくてはならない存在。詳しい原理は未だ解明されていないが、魔石は術者の魔法を扱う力量「魔力」を媒介に、四つの属性の魔法を生み出す。
火力属性方程式→水力属性方程式→光力属性方程式(雷や閃光)→無属性方程式(未知なるもの)
…の順に使役難易度(必要魔力)は高くなっていく。火属性なら大抵の人が使えても、光属性となると神殿騎士レベルでないと扱えない。また魔法によって生み出すものの形や勢いは、術者の魔力によって変化する。無属性についてはどういう作用が起こるのかよくわかっていない。
原則として、街の中での魔法の使用は違法行為。
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