六周年質問企画
《その3》
嵐「そういや、お前への質問の場合、自分で質問を読んで自分で答えるつもりなのか?」
天狗「寂しい奴でも見るような目で見るの、やめてくれる?」
明良「おれが精魂込めて読んでやるよ」
ライ「トップじゃなかったからって拗ねるか、普通」
明良「拗ねるも何も。この鴉に負けたんだぞ。悔しいだろう、なあ」
ライ「俺は別に何とも。愛情票が入っていただけで充分だよ」
明良「アスにときめきようがないって言われても?」
ライ「……」
アス「だからあれは特に深い意味はないって」
嵐「余計にきつい言葉だと思うが。お前も古傷えぐって大人げねえな」
明良「あの愛情満載の質問用紙と愛情票が入ってるから、感謝すれども文句なんか逆さに振ったって出ねえけどさ。なんかこう、順位がつくと勝負魂に火がつくだろ」
嵐「特に興味はない。で?お前が読むか?」
アス「それなら、私が読もうか?中立だし」
嵐「賛成」
明良「えー。面白おかしく読んでやろうと思ったのに」
天狗「それをいい迷惑って言うんだよ。それじゃあ、一時的によろしく」
アス「はい。二位はご覧の通りに天狗。計二票で、質問も二つ来てるよ。まずはこすもさんからの質問ね。
『鞍馬山の天狗って、そんなに『いけ好かない』感じなんですか?あと、天狗に女はいるんですか?』どう?」
嵐「そういや、事あるごとに鞍馬の天狗がどうのこうのって対抗心を燃やしてるよな。何かあったのか?」
天狗「あったも何も。昔、オレんとこに鞍馬の天狗が来てさ。迷子だっていうからとりあえず面倒見てやったら、もー態度がでかいんだよ!風呂がぬるいとか飯が遅いとか!挙句の果てにはお前の力を見せてみろっつうから、腹立って全力でやってやったら「その程度か」って鼻で笑うし。そのくせ自分なんか森の一つも任せてもらえない下っ端なんだよ?さすがに出てけって言ったら、途中まで案内しろの一点張りだしさ」
嵐「……鞍馬のというよりも、そいつの性格に難があるような気がするが」
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