「あっ……ん…、早くっ…」

異物を引き抜かれる感触にも、甘い声が漏れる。
クスコを挿入されていたのは短い時間だったが、広げられる事に慣れている穴はぱっくりと口を開け、ひくつきながら次の挿入を待っていた。

「さて、海。太くて短いのと、細くて長いのと…どっちがいいか選びなさい」
「や……だ…」
「ん?いらないのか?どっちもお前の好きな玩具だろう?」

クスコを引き抜いたMが持ってきたのは、太くて全体にパールがあしらわれた紫色のバイブと、小さいパールが沢山連なった長い黒のアナルパールだった。
普段から海を責める際に使っている玩具で、それがどれほど強い快感をもたらすか、海にはわかっていたが、今欲しいのはそれじゃない、と見せられた玩具を拒否してしまう。
今欲しいのはもっとーーーー。

「ちが…ご主人さ……の太くておっきいのが…欲し…」
「私のが欲しい、か。しかしここで私が脱ぐ訳にはいかんな。かといってスイッチの入ったお前をこのままにしておくのも、もったいないな」

海の淫乱スイッチには段階がある。
快感に素直になるのは第一段階にすぎない。
玩具でも何でもいいから欲しがるのが第二段階。
主人のみを欲しがるのが最終段階だ。
基本は順番に段階が進むが、特殊な状況などで例外もある。
海のスイッチが最終段階に入っている事を感じたMは撮影スタッフを呼び、何かを持ってくるように命じた。


待つ間も海は腰を揺らしてMを誘うのを止めない。
暫くすると、スタッフが長い箱を持って戻ってきて、箱を受け取ったMはカメラの前に立つと、中身について説明をはじめた。

「皆様、時間が空いてしまったこと、誠に申し訳ありません。お詫び…という程の事ではありませんが、海にこのバイブを挿入したいと思います」

このバイブ、と言って箱から取り出したのは、女性の手首程の太さがあり、長さもかなりある巨大なバイブだった。

「お恥ずかしながら、この品は私のモノから型を取りオーダーした物でございます。今からコレを海に挿入いたします。乱れる姿をどうぞ、ご覧ください」

Mは海のアナルにバイブを押し当てゆっくりと挿入していく。
バイブには何も塗られてはいなかったが、緩んで開ききっているアナルは抵抗もなく、ズブズブと飲み込まれていった。




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