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遊玩堂からのメールに記載されたその日時に、とある豪邸の地下室で撮影の準備が進められていた。
準備を取り仕切るのは、豪邸の主人と思われる仮面を着けた男。
細かく撮影スタッフに指示を出していた男はちらりと腕時計を見ると、時間だ、と言いカメラの前に立つ。
カメラのランプが点灯し、撮影が始まったのを確認すると、男はゆっくりと話始めた。
「皆様、初めまして。私、この度遊玩堂さんに無理を言って公開プレイを企画させていただきました、Mと申します。社会的立場上、素顔を見せる事、名乗ることができずに申し訳ありません。
これから私の愛玩人形、海の公開プレイを始めたいと思います。皆様に楽しんでいただけるよう、趣向を凝らしましたのでどうぞご覧ください。」
男が話終わると同時に、部屋の中央に拘束された少年が運ばれてきた。
一糸纏わぬ少年は分娩台のような椅子に両足を拘束され、両手は頭の上で一つに縛られている。
顔には目隠しと猿ぐつわをされ表情を見ることはできない。
Mと名乗った男は少年の横に立つと、猿ぐつわを乱暴に外した。
「どうだ?海、こういうプレイもなかなかいいだろう?」
「っ…このエロじじい!これ外せよ!変態野郎めっ…」
「相変わらず口が悪いな。そんな悪い子にはお仕置きが必要だ」
Mはそう言うと、部屋の隅に置いてある棚の引き出しからいくつかの道具を取り出し、海と呼ばれた少年に取り付けていく。
「おぃっ!触るんじゃねぇ、変態」
「そんなに暴れんでもすぐによくしてやるぞ」
暴れる海をよそに、次々と道具が取り付けられた。
胸にはクリップタイプのバイブ、萎えているペニスにはコックリング。
そして双球にそれぞれローターが装着され、海を責めるのを待っていた。
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