飲み過ぎ注意!

ルシファーとの決戦を控えたある日、フェイト達はペターニにいた。
サーフェリオでは装備やアイテムが揃えられない為だ。

一通り買い物を済ませた一行は、翌日まで自由時間としバラバラに行動する事になった。

「なぁなぁ、大人組は酒場行かねぇか?景気づけにパーっとよ!」

クリフは宿に残っていたアルベルとミラージュ、ネルに声をかける。

「いいですね。そういえば、皆でお酒を飲む機会って無かったですし…」
「付き合ってやってもかまわねぇが…」

ミラージュはすぐに参加の意思を表し、アルベルもそれに続く。
唯一返事をしなかったネルは少し考える素振りを見せ、遅れて答えた。

「私は遠慮しとくよ。会いたい人もいるしね。…それに、私がいないほうが気持ち良く飲める人がいるだろうし」

少し嫌味を言いながら、ネルは宿を出て行った。

「チッ…相変わらずムカつく女だな」
「まぁまぁ、いいじゃねぇか。早く行こうぜ」

ネルの嫌味に怒るアルベルをなだめたクリフは、そのまま二人を連れて酒場へ向かった。








ペターニの酒場はガラの悪い連中の溜まり場だったが、時間が早いこともあって客はまばらだった。
三人は並んでカウンターに座ると、それぞれ好みの酒を注文する。

[ 39/48 ]

[*prev] [next#]



【メインページへ戻る】


以下は当サイトとは関係ない広告です


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -