飲み過ぎ注意!
ルシファーとの決戦を控えたある日、フェイト達はペターニにいた。
サーフェリオでは装備やアイテムが揃えられない為だ。
一通り買い物を済ませた一行は、翌日まで自由時間としバラバラに行動する事になった。
「なぁなぁ、大人組は酒場行かねぇか?景気づけにパーっとよ!」
クリフは宿に残っていたアルベルとミラージュ、ネルに声をかける。
「いいですね。そういえば、皆でお酒を飲む機会って無かったですし…」
「付き合ってやってもかまわねぇが…」
ミラージュはすぐに参加の意思を表し、アルベルもそれに続く。
唯一返事をしなかったネルは少し考える素振りを見せ、遅れて答えた。
「私は遠慮しとくよ。会いたい人もいるしね。…それに、私がいないほうが気持ち良く飲める人がいるだろうし」
少し嫌味を言いながら、ネルは宿を出て行った。
「チッ…相変わらずムカつく女だな」
「まぁまぁ、いいじゃねぇか。早く行こうぜ」
ネルの嫌味に怒るアルベルをなだめたクリフは、そのまま二人を連れて酒場へ向かった。
ペターニの酒場はガラの悪い連中の溜まり場だったが、時間が早いこともあって客はまばらだった。
三人は並んでカウンターに座ると、それぞれ好みの酒を注文する。
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