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普段から二人に抱かれているアルベルには、バイブで快感を得られても満足感は得られなかった。
足りない快感をねだるように、腰を揺らす。
「僕らのが欲しいんだ?でもお仕置だからだめだよ」
「夜までそのままだ」
「えっ…?このま、ま?」
いくら酷い事をされても最後にはイカせてもらえると思っていたアルベルは、二人の言葉に絶望する。
快感はあるものの、達する程ではない刺激にどんどん苦しくなっていく。
「お願っ…イカせてぇ…!」
「だから夜までこのままだって言ってるだろう?」
「もうバカに……しな…からっ…苦し……」
潤んだ瞳で訴えるアルベルを見て、フェイトは溜め息をつく。
「仕方ないなぁ。イカせてあげるよ。ただし…」
入れてあげないけど、とフェイトは笑いながらローターとバイブの振動を最強にした。
急な刺激にアルベルは体を反らし喘ぐ。
「あっ…んぅ……凄っ、動いてるっ…」
「ほら、イっちまいな」
クリフはアルベルの自身を掴むと、イカせる速さで扱きはじめた。
それを見たフェイトも合わせるようにバイブを出し入れする。
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