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「アルベルのプレゼントってなんか大きいよね。開けてみたら?」
「ああ、そうだな」
アルベルのプレゼントはクリフやフェイトのプレゼントより一回り程大きい。
クリフがプレゼントを開ける様子を、緊張した表情のアルベルが見守る。
「おっ!マフラーか。長さも丁度いいし、サンキュー」
「ああ」
「ねぇアルベル、僕のも開けてみてよ」
フェイトに促され、アルベルは小さな包みを開けた。
中には小さな箱があり、アルベルが箱に手をかけたその時―――。
「うわっ…!何しやがる!」
「そのプレゼントを試すんだよ。きっと気に入るぜ?」
「そのまま押さえててね。縛っちゃうから」
箱を開けようとしたアルベルの腕をクリフが押さえ付ける。
フェイトはすかさずアルベルの手首を隠し持っていた縄で縛った。
背後にクリフ、足の間にはフェイト。漆黒の団長といえどもこの二人に挟まれては身動きがとれない。
「試すって……まさか…」
「勘がいいね。そう、中身はコレさ」
「っ……!」
フェイトが箱から取り出したのは、ピンク色のローターだった。
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