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アルベルが興味を持っているうちに…とクリフはプレゼント交換を提案する。
ついさっき、フェイトがクリフに耳打ちした内容がまさにそれだった。
バカにされたフェイトはアルベルに仕返しするために、クリスマスを利用したプレゼント交換計画を考えていた。
そんな事を知るよしもないアルベルは、初めてのプレゼント交換に嬉しさを隠せない様子で言う。
「やる。プレゼント交換ってのは全員とやるのか?」
「いや、一つだけ用意するんだよ。それを回して交換するんだ」
「そうか。で、いつやるんだ?」
「他の奴等に言うのもめんどくせぇ。俺達だけでやろうぜ」
フェイトの考えた計画は三人でなければ成立しない。
マリアやミラージュ達がいては実行できないものだった為、クリフは自分達だけで交換をするようにアルベルを誘導する。
「俺達だけか?別に構わねぇが…」
「決まりだね。交換は明後日でいいかい?丁度クリスマスだし」
「そうだな。明後日ならプレゼント用意する時間もあるし、いいんじゃねぇか?」
「わかった。それじゃあさっさとやろうぜ。もう鍛冶の準備はできてるんだ」
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