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「クリフに早く会いたいからって急いで一人で行動するし。かと思えば今度は単独行動。クリフに会いたいんなら一緒に戻ればいいのに。もしかして…クリフに褒めてもらいたいの?」
「黙れ…それ以上言うと斬るぞ…」
「あら図星?」

自分が密かに思っていた事を次々と言い当てられ、アルベルは真っ赤になりながらマリアに刀を向けた。

「ま、まぁまぁ。二人とも落ち着いて下さい。アルベルさんも刀をしまって。それに今から戻れば丁度集合日になりますから」
「ほらほら、さっさと戻りましょ。約束の日が近いんなら丁度いいじゃない」

そう言うと、マリアとミラージュは転移装置へと歩いて行く。
アルベルは無言のまま刀をしまうと、マリア達とは少し距離をおいて歩いて行った。










「おっ!遅かったじゃねぇか」

アルベル達がカルサアへ戻ると、そこには既にクリフ達がいた。
どうやらアルベル達より一足先に戻っていたらしい。



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